人材開発

基本的な考え方

当社の人事制度は、企業理念・社訓・岩谷精神の体現を通して束なる組織をつくり、社員一人ひとりに責任感とやりがいを根付かせることを目的に制定しています。人事制度は事業戦略の成功や自己実現を支援するものであり、事業や個人の持続的な成長・成熟を実現できる制度としています。
また、社員が自分の役割内だけで動くのではなく、階層間・組織間を越えてお互いに連携し、会社全体として相乗効果が生まれやすい風土をつくることを目指しています。

評価制度

「発揮能力の向上、役割の遂行、成果の拡大に軸足を置いた処遇と評価」を基本的な考え方とし、当社の発展のために、意欲を持ってより高い目標達成に向けてまい進、挑戦する人材を評価・処遇する制度です。また、加点主義に基づいており、その役割に最もふさわしい人材を、メリハリをつけて的確に登用し配置しています。社員と組織双方の挑戦意欲と能力を最大化できる制度となっています。なお、管理職に対しては評価者研修を行い、正しく公平な評価を行うとともに経営計画・事業計画とリンクした人事制度として運用し、部下を育成するマネジメントツールとして有効に活用するよう指導しています。

自律的なキャリア形成に向けて

社員のキャリアを丸抱えで一様にマネジメントするのではなく、社員による自律的なキャリアを支援することに注力しています。社員一人ひとりが自律的にキャリアを形成できるよう社員向けに冊子を発行しています。この冊子では、当社におけるキャリアステージと、ステージごとの社員に対する期待や成長要件、成長機会をまとめています。

社内公募・役割コース変更制度

企業活力の創出と人材の発掘、既存事業および関係会社の強化などを目的として、新事業提案推進や関係会社経営、若手社員関係会社出向などの社内公募を実施しています。
また、本人の申請により、事務コース・総合コースの役割間でコース変更を申請することが可能であり、自己実現やキャリアアップを支援しています。

配置・転換(自己申告制度)

仕事を通した自己実現の機会を社員へ提供するため、年1回の自己申告調査を実施しています。社員本人が希望する勤務地や職務の希望を調査し、配置や転換に生かしています。

研修体系

研修は全員参加の「必須研修」と、「選択・選抜研修」の二つを提供しています。必須研修では、各キャリアステージにおいて基礎となるスタンスや知識を学ぶ機会として全社員を参加対象としています。選択・選抜研修では社員一人ひとりの興味や希望に応じて、発展的な知識を向上させることを目的に、ビジネススクールでの授業を単科生として履修できる機会を全社員に提供しています。

グローバル人材の育成

当社ではグローバル人材としての素養を高めるため、海外インターンへの社員派遣や選抜型でのグローバルリーダー研修を実施しています。また、海外大学から受け入れたインターン学生とともに商品拡販プロジェクトを実施するなど、実務を通じたグローバル人材の育成にも取り組んでいます。
さらに、語学力向上の支援としてTOEIC受験や、通信教育・オンライン英会話受講費用の補助を行うなど、社員一人ひとりの能力向上を支援しています。

※現在はコロナ禍のため実施停止中

カリフォルニア大学バークレー校での長期留学

新入社員教育

新入社員研修において、当社の歴史や事業理解や社会人の基礎固めを行うことに加え、キャリア観の醸成やチームビルディングに寄与する研修を実施しています。また、長期的な人材育成の観点から、入社1年目の期間に経営層からの講話を行い、将来の当社を担う人材育成を実施しています。

資格取得の推進

社員の自己啓発や能力開発の支援として、通信教育修了者へ奨励金の支給を行う他、一部の公的資格・免許取得者については、「技能手当」を支給しています。社員の技量や知見向上に努め、資格者の拡充や適正配置により、コンプライアンスの徹底を図っています。

研修施設

多様な人材の教育研修のため、研修所としての機能を有した琵琶湖コンファレンスセンターを1991年に設立しました。琵琶湖の自然に囲まれた環境の中で、社員一人ひとりの能力開発をサポートしています。

琵琶湖コンファレンスセンター