マテリアル / 資源・新素材

ε(イプシロン)ナノ酸化鉄

IoT社会の実現につながる先端機能材料

東京大学大学院理学系研究科化学専攻 大越 慎一教授が、2004年に世界で初めて単相での合成に成功した、高保磁力を示す高性能ハードフェライト「イプシロン型ナノ酸化鉄」。金属置換により35~222GHzまで吸収周波数・帯域幅のコントロールができる材料で、次世代通信の要となる100GHz超のミリ波、車載レーダーの応用や基板内ノイズ吸収が可能です。
東京大学大学院大越研究室、DOWAエレクトロニクス(株)、当社が産学連携で産業化に取り組む革新的なナノ磁性材料です。

東京大学大学院理学系研究科化学専攻 大越研究室 HP

商材詳細

PRODUCT DETAILS

特長

1ミリ波吸収(電波吸収)

自動運転に利用されている衝突防止用ミリ波レーダー(76~77GHz)や回路基板内で発生するミリ波ノイズ、さらに6Gなど次世代高速通信で使用が見込まれる100GHz超の周波数での吸収が可能です。

2ナノサイズで強磁性

ナノサイズオーダーでも磁性を保つことが確認されている世界最小のハードフェライト磁石です。ビッグデータ保全用の磁気テープとしての活用のほか、ナノ粒子且つ強磁性という特性を生かした活用が期待されています。

3マルチフェロイック、薄色

強誘電かつ強磁性(マルチフェロイック)という特性のほか、薄色を活かした用途開発も期待されています。

期待される用途

  • ミリ波レーダー
  • 自動運転支援システム
  • 高速無線通信
  • WiGig・5G
  • 次世代セキュリティ
  • 記録メディア
  • ロボティクス

ニーズに合わせたご提案

粉末に加え、シート、インクなど加工形状での提供についてご相談を承ります。

メディア掲載

「NanotechJapanBulletin 2017年12月27日発行」
https://www.nanonet.go.jp/magazine/feature/10-9-innovation/60.html

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