マテリアル / 機能樹脂

バイオマスPET樹脂

植物由来原料を使用した環境配慮型樹脂

バイオマスPET樹脂とは、PETの重量構成比30%であるモノエチレングリコールをさとうきびの搾りかすであるモラセスから精製した植物性原料を用いて製造したPET樹脂です。当社では2010年より販売開始し、国内No.1※のシェアを誇っています。

※自社調べ、2021年12月現在(2021年取り扱い実績3万トン)

商材特性

1CO2排出削減(約28%)による「脱炭素社会」への貢献

当社は、持続可能性に配慮した原料の拡販を推進するため、生態系や環境に与える影響を開発段階から定量的に評価するLCA(ライフサイクルアセスメント)に基づいた調査を行っています。2011年には大日本印刷(株)、東京都市大学、当社によるLCAに関する共同研究・調査を行いました。バイオマスモノエチレングリコール(バイオマスMEG)・バイオマスPET樹脂製造から製品消費までの工程において、石油由来PETと比較し、CO2を全体で約28%(製品1kgあたり約0.7kg)削減できることが分かりました。「2050年 カーボンニュートラル宣言」を受け、改めて注目されている商品です。

2循環性資源である「植物由来」の原料含有率を約30%にした環境配慮型樹脂

バイオマスPET樹脂は、サトウキビの搾りかすであるモラセス(廃糖蜜)から精製したバイオマスMEGを原料として使用しています。これによりPET樹脂組成の約30%を植物由来品で構成することができます。

主な用途

バイオマスPET樹脂の物性は石油由来のPET樹脂と全く同一であることから、現在お使いのPET樹脂から容易に切り替えることができ、幅広い用途で採用いただいています。

  • 飲料用ボトル
  • 化粧品容器
  • フィルム
  • シートなど

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