環境マネジメント
基本的な考え方
当社は、事業活動のあらゆる面での地球環境の保全に積極的に取り組んでいます。「イワタニグループ環境憲章」およびISO14001の規格に則った「岩谷産業 環境方針」を定め、環境マネジメントシステムを構築、維持・運用しています。このシステムを活用し、環境問題という社会課題の解決に貢献しています。
環境方針
環境マネジメントシステムの体制
当社は、東京本社、大阪本社、中央研究所、および岩谷水素技術研究所においてISO14001認証を取得しており、全社員の6割強をカバーしています。支社や支店は認証範囲外ですが、本社商品部の指導のもと、これらに準拠した運用を行っています。

※ユニット…当社のEMSを運用する最小単位で、本部、室、部を言う。
環境目標
当社の環境マネジメントシステム(EMS)では、各ユニットが毎年環境目標を設定しています。2023 年度の環境目標については、概ね達成することができました。
NO. | 項目 | 目標 |
---|---|---|
1 | 持続可能な社会の実現に向けた活動推進 | 1) 水素エネルギー社会の実現に向けた事業拡大 2) 低・脱炭素ソリューションの開発・普及拡大 3) 循環型社会につながる取り組み強化 |
2 | イワタニグループのCO2排出量削減の推進 | 1) 脱炭素化に向けた取り組みの推進 2) 物流の効率化・低炭素化の推進 3) デジタルの活用・業務の効率化による環境負荷の削減 |
3 | コンプライアンスの徹底 | 1) 環境関連法規の遵守 |
2024年度も各ユニットが環境目標を設定し、その達成に向けて取り組んでいます。特に、2024年度の目標設定においては、各ユニットの事業とCO2削減貢献量が結びつきやすい目標を立てることを推奨しています。
環境マネジメントに関する主な取り組み
環境教育
社員の環境意識を高めるために、年度初めの環境教育に加え、新入社員研修・管理職研修やe-ラーニングでの環境教育を実施しています。
教育名 | 時期 | 教育内容 |
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入門教育 | 新入社員研修 | 環境問題全般、EMSの概要、環境活動の利点 |
階層別教育 | 管理職研修 | 環境関連法規の要求内容および事業との関連 |
ユニット教育 | 年度始め | 環境目標、環境活動の手順、法規遵守手順 |
e-ラーニング | 随時 | EMSに関する内容の周知と理解の促進 |
内部環境監査
内部環境監査は、年2回(9月、2月)全ユニットを対象に実施しました。
外部審査
2023年11月に高圧ガス保安協会による定期審査を受けた結果、運用状況は良好と評価されました。
環境関連法規の遵守
EMSを活用した結果、2023年度も環境関連法規(廃棄物処理法、省エネ法、毒劇法、安衛法、化審法、容器包装リサイクル法、フロン排出・抑制法など)の不遵守事例はありませんでした。