環境データ

マテリアルバランス

2003年度より、当社および当社グループ国内連結対象企業の環境負荷について調査を開始しました。これに基づき、当社の活動における資源の使用状況や廃棄物の排出状況を「マテリアルバランス」として整理し、結果を公表しています。
当社は、これらのデータを基に環境負荷を評価し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めていきます。
今後も、環境への影響を最小限に抑えるための努力を続け、透明性の高い情報開示を行ってまいります。

※当ページの情報は、切り捨てにより合計の数値が異なる場合があります。

※マテリアルバランスの各データは、2023年度より「環境報告ガイドライン2018」に則り記載事項を変更しています。

マテリアルバランス※1 2021年度 2022年度 2023年度
インプット 電気(千kWh) 344,793 336,325 335,171
蒸気(GJ) 11,875 17,197 16,228
燃料
(GJ)
LPガス 153,305 140,036 129,118
都市ガス・LNG 54,235 58,809 53,229
軽油 175,902 174,239 179,969
ガソリン 147,307 143,405 137,142
灯油 13,797 13,359 8,245
A重油 8,868 8,009 5,682
取水量(千m3)合計※2 7,467
取水量内訳 上水(千m3) 195
地下水(千m3) 651
工業用水(千m3) 425
河川水(千m3) 58
海水(千m3) 6,136
その他(千m3) 0
アウトプット GHG排出量(t) 国内スコープ1,2※1 236 227 228
海外スコープ1,2※3 159 199
排水量(千m3)合計※2 6,927
排水量内訳 河川(千m3) 252
海域(千m3) 6,305
下水道(千m3) 195
その他(千m3) 173
水資源循環利用量 リサイクル(千m3) 274
産業廃棄物総排出量(t) 26,500
産業廃棄物排出量(t) 5,722 11,024 14,885
有価物売却量(t) 9,264
特別管理産業廃棄物排出量(t) 2,351
廃棄物リサイクル量(t) 1,187
有害廃棄物排出量(t) 3
SOx(硫黄酸化物)排出量(t) 1
NOx(窒素酸化物)排出量(t) 7
ばいじん排出量(t) 82
VOC(発揮性有機化合物)排出量(t) 19
COD(科学的酸素要求量)(t) 0
PRTR届出対象物質(t) 排出 12
移動 18

GHG排出量

(千t-CO2e)

GHG排出量 2021年度 2022年度 2023年度 備考
スコープ1
(直接排出)
国内※1 85 86 83
海外※3 38 33
合計※4 124 116
スコープ2
(間接排出)
国内※1 151 142 145
海外※3 121 165
合計※4 263 310
スコープ1,2 国内・海外 合計※4 387 427
スコープ3※5 各カテゴリー合計 8,846 10,764 11,691
1 購入した製品・サービス 3,181 4,233 4,209
2 資本財 25 71 64
3 スコープ1、2に含まれない燃料およびエネルギー関連活動 44 50
4 輸送、配送(上流) 57 56 算定・報告・公表制度における特定荷主の算定範囲・方法を適用して算定しています
5 事業から出る廃棄物 15 30 40
6 出張 1 1 1
7 雇用者の通勤 4 5 5
8 リース資産(上流) リース資産の使用に伴う排出量をスコープ1、2で算定しているため、算定対象から除外しています
9 輸送、配送(下流) 輸送、配送が多岐にわたり、実態把握が困難なため、算定対象から除外しています
10 販売した製品の加工 対象となる製品が多岐にわたり、実態把握が困難なため、算定対象から除外しています
11 販売した製品の使用 5,492 6,197 5,731 販売したLPガス、LNG、灯油、炭酸ガスの使用に伴う排出
12 販売した製品の廃棄 対象となる製品が多岐にわたり、実態把握が困難なため、算定対象から除外しています
13 リース資産(下流) 0.4 0.3 0.3
14 フランチャイズ 対象となる活動がないため、算定対象から除外しています
15 投資 125 124 1,531
太陽光発電による自家消費の電力量(千kWh)※5 5,001
グリーン電力購入量(千kWh) 12,418

※2024年度のデータは、2025年9月頃に掲載予定です。

GHG削減目標

当社グループは、2050年までにカーボンニュートラルを⽬指すことを表明し、そのマイルストーンとして、国内で当社グループ※1が排出するCO2について2030年度に、2019年度⽐で50%削減することを⽬指しています。

産業ガスプラントでの冷熱利用や太陽光パネルの設置、コーポレートPPAを含む再エネ電力への切り替え、自ら創出したJ-クレジットの活用などを進め、削減が困難な部分については、非化石証書の活用も検討しながら、2030年度の削減目標の達成を目指します。

2023年度のGHG排出量(スコープ1~3)

  • ※1:マテリアルバランスおよびスコープ1,2の国内は岩谷産業国内事業所、国内連結子会社および、エネルギー使用量の多い持分法適用会社2社を集計範囲としています
  • ※2:取水量と排水量については、一部在籍人数から推定して算出または、各拠点の原単位を基に延床面積を使用して算出しています
  • ※3:スコープ1,2の海外は岩谷産業海外事業所、海外連結子会社を集計範囲としています
  • ※4:2021年度は海外のCO2排出量を開示していないため、合計の欄を“ー”にしています
  • ※5:太陽光発電によるPPAを含んでいます
  • 注 ) 下線の数値は、ソコテック・サーティフィケーション・ジャパン(株)による第三者保証を受けています
    第三者保証報告書は以下よりご覧ください
    2023年度(スコープ1、スコープ2、スコープ3)
    2022年度(スコープ1、スコープ2、スコープ3)
    2019年度~2021年度(スコープ3)

CO2削減貢献量

LPガスおよびLNG燃料転換、FCV・FCバスへの水素供給、バイオマス燃料(PKS)、バイオマスPET樹脂、水素切断用プレミックスガス「ハイドロカット®」、バイオマスPP樹脂の拡販により、2023年度は約75万tのCO2排出削減に貢献しました。今後もクリーンエネルギーなどの拡販と開発に積極的に取り組み、温暖化防止に貢献していきます。

製品・
サービス
削減のコンセプト
LPガスおよびLNG燃料転換 重油などからLPガスおよびLNGに燃料転換することによりCO2排出量の削減に貢献(使用段階)
FCV・FCバスへの水素供給 FCVやFCバスに水素を燃料として供給することにより、CO2排出量の削減に貢献(使用段階)
バイオマス燃料(PKS) PKSを発電向けに供給することにより、CO2排出量の削減に貢献(使用段階)
バイオマスPET樹脂 従来型のPET樹脂を植物由来の原料に置き換えることにより、製造や廃棄・焼却時のCO2排出量の削減に貢献(原材料製造と廃棄段階)
水素切断用プレミックスガス
「ハイドロカット®」
アセチレンなどの切断用ガスを、水素を混合した「ハイドロカット®」に代替することでCO2排出量の削減に貢献(LCA)
バイオマスPP樹脂 従来型のPP樹脂を植物由来の原料に置き換えることにより、製造や廃棄・焼却時のCO2排出量の削減に貢献(原材料製造と廃棄段階)