総合エネルギー / 取扱製品

工業炉

工業炉とは

金属やガラスなどの材料・部品に熱を加え、形状や性質を変化させるための設備です。乾燥炉、金属熱処理炉、溶解炉、窯業炉など、用途によりさまざまなガス工業炉があります。

01スピーディーで安定した燃焼

ガスの優れた燃焼性により、電気ヒーターなどよりも加熱能力が高く必要な熱量まで素早く到達し、また燃焼の安定性も高いです。

02細かい火力調整ができ、設備の自動化が容易

ガスと空気との混合比率が調整しやすいガス工業炉は、油燃料と比べて燃焼の制限範囲が広いのが特長です。ごく小さい火力から高火力まで細かく調整が可能。点火・消火設備のオートメーション化が比較的容易で、省人化にもつながります。

03排ガスがクリーン

油燃料からガス燃料への切り替えにより、CO2排出量を抑えられます。ガスは硫黄をほとんど含まないため脱硫などの必要もなく、また燃焼時にほとんどススが出ず、機器のメンテナンスも比較的手間がかかりません。

ガス工業炉の省エネ対策

外壁の遮熱塗装

工業炉は外壁から多くの熱を放射しています。外壁に遮熱塗装を塗布するだけで、炉壁からの放射熱を最大80%削減することも可能です。また、塗装の施工は炉を休止せずに行うこともできます。

酸素富化燃焼

空気を用いた通常の燃焼と比べ、支燃性ガスの酸素濃度を高めた燃焼のことを酸素富化燃焼といいます。燃焼に寄与しない窒素分を低減することで、燃焼効率や火炎温度を向上することができます。

イワタニの強み

豊富な施工実績に基づく工業炉の選定や燃料比較、省エネ提案などを実施します。燃料の供給はもちろん、工業炉の提案、設計・施工、メンテナンスまでワンストップで対応します。

工業炉の種類

乾燥炉

熱風などの熱源を利用し、水分や熔材、接着剤などを乾燥させます。
用途…印刷の乾燥、塗装後の乾燥など

金属熱処理炉

金属材料に熱処理(加熱・冷却)を加えることで、硬度・強度を変化させる炉です。
用途…自動車、家電製品の部品処理など

溶解炉

固体の金属を高温に加熱し、溶解させます。融点まで金属を熱するため、大きなエネルギーが必要となります。
用途…アルミ製品、鋼合金の加工など

焼成炉

金型などで加熱・成型することで、硬度・強度を高めさせる炉です。
用途…陶器、磁器、セラミックなどの製造など

工業炉に関することなど
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