湯船につかるのは心にも身体にも良い効果があるといわれています。入浴の効果やポイントを知って、毎日のお風呂時間を楽しみましょう!
[監修]東京都市大学人間科学部教授 早坂信哉先生
医師、医学博士。お風呂・温泉を研究する温泉療法専門医。研究結果をもとに正しい情報を分かりやすく伝えることを心がけている。
湯船につかると
こんな効果が
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温熱効果
血管が拡がり血液の流れがよくなります。酸素や栄養分が身体の隅々まで行き渡り、二酸化炭素や老廃物などが流され、疲れやコリが軽くなります。
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浮力効果
浮力の働きで普段身体にかかっている負担が1/10にまで減少します。筋肉や関節の緊張がほぐれて、身体がゆるむことでリラックス効果も高まります。
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水圧効果
身体にほどよい水圧がかかり、マッサージのような効果で血液やリンパ液の滞りを押し出します。特に脚のむくみの改善に効果があります。
入浴効果をアップする
ポイント
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入浴前
- コップ1杯の水を飲む
- 入浴すると汗などで、身体からたくさんの水分が失われます。脱水やのぼせなどを防ぐために、入浴前にコップ1杯程度の水を飲みましょう。また、入浴後にも同量程度の水を飲むのが大切です。
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入浴中
- 適温とかけ湯を忘れずに
- 心臓などに負担をかけないため、お湯の温度は40℃程度に。足先、手先といった身体の末端から中心に向かって充分にかけ湯をし、身体をお湯の温度に慣らしてからつかりましょう。
- ぬるめのお湯でリラックス
- 心身をリラックスさせたい場合は、38~40℃のぬるいお湯に肩まで入り15分ほどつかりましょう。副交感神経が刺激されて筋肉がゆるみ、消化も活発になります。
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入浴後
- 横になって疲労回復を
- ブランケットなどを掛け10~20分横になって休むと、温熱効果が持続して疲労回復につながります。
湯船につかれないときは
“部分浴”がおすすめ
手や足にはたくさんの血管が通っているので、部分浴も温め効果があります。肩こりには手浴、冷え性には足浴がおすすめです。
42℃以上のお湯に
20分程度つける
ガスの力で
快適バスタイム♪
最近の給湯器は、自動のお湯はり・追い焚きはもちろん、配管クリーン機能やスマートフォンからお湯はり操作ができるなど、便利機能が充実!お取り替えの目安は10年といわれているので、チェックしてみてください。
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