低・脱炭素ソリューション
CO2可視化・価値化
CO2排出量の算定・可視化サービス
企業活動におけるCO2排出量の算定と、国際基準であるGHGプロトコルにおける自社の活動(Scope1・2)、自社以外のサプライチェーン全体(Scope3)のCO2排出量を可視化できる(株)ゼロボードのクラウドサービス「Zeroboard」を、製造業を中心としたお客さまに提供しています。本サービスを活用することで、各企業のガス・電気などの使用量をクラウドで管理でき、排出量の算定作業を簡便かつ一括管理することができます。今後、CO2削減シミュレーションの機能追加により有効かつ計画的な削減計画のご提案も行っていきます。
CO2削減量の環境価値化「Iwatani Jークレジットプロジェクト」
国が主導するJークレジット制度を活用し、「Iwatani Jークレジットプロジェクト」を創設しました。本プロジェクトでは、高効率ボイラの導入、LPガスやLNG、都市ガスを使用するお客さまを対象としており、加入したお客さまが削減したCO2排出量を当社が取り纏め、Jークレジットとして環境価値化が可能です。お客さまは認証手続きの手間やコストをかけることなく制度に参加でき、CO2削減量に応じて当社サービスが対価として還元されることで、ランニングコストを削減できます。
エネルギー
LPガス・LNGへの燃料転換
大幅なCO2削減をするためには、CO2排出量の少ないエネルギーへの転換が最適です。重油や灯油からLPガス・LNGへの燃料転換をすることで、CO2排出量を15%~30%程度削減することができ、省CO2や省エネにつながることから補助金の取得も可能です。当社では毎年全国で100件程度の燃料転換の実績があります。カーボンオフセットLPガスやLNGの販売も予定しており、提案から施工、ガス供給、メンテナンスまでワンストップで対応します。
カーボンオフセットガスの提供
CO2削減量を環境価値化する自社の取り組み「IwataniJークレジットプロジェクト」で創出、または外部調達したカーボンクレジットを燃料用ガスに付加した「カーボンオフセットガス」を提供しています。CO2排出量の少ないエネルギーへの転換と、環境価値の有効活用を進めていきます。
水素のエネルギー利用(ボイラ、発生装置、燃料電池)
当社は水素の可能性にいち早く着目し、圧縮水素および液化水素のシェアは国内トップ※。液化水素においては日本唯一のメーカーとして100%のシェアを有しています。国内外での大規模な液化水素サプライチェーンの構築に向けた取り組みや、燃料電池自動車(FCV)、FCフォークリフト向けの水素ステーション、水素発生装置、純水素燃料電池、水素ボイラの提案・設置、さらには水素とLPガスの混合燃料の実証などさまざまな取り組みを行っています。
※2021年5月現在、自社調べ
アンモニアの提供
アンモニアは、従来の工業用途に加え、昨今はカーボンフリーな燃料として、また次世代エネルギーである水素の輸送媒体として注目されています。当社は国内電力会社向けのアンモニア脱硝設備において多数実績を有しており、アンモニア供給設備の設計、施工、保安管理などの対応が可能です。工業用アンモニアのローリー・シリンダー供給も行っています。
再生可能エネルギー設備(太陽光発電、蓄電池)の提供
電気の脱炭素に向けて、太陽光発電は有効な手段です。蓄電池と組み合わせることで、日中の時間帯の電力を一層削減することができます。当社は太陽光発電はもちろん、その他のグリーン電気、蓄電池や空調設備との組み合わせなど豊富な提案・施工実績があり、最適な再生可能エネルギー設備を提案します。
バイオマス燃料(PKS、木質ペレット)の提供
パーム油を生産する過程で発生する「PKS(パームヤシ殻)」や間伐材・製材工場などから発生する端材などを原料に生産される「木質ペレット」などのバイオマス燃料を東南アジアから輸入。環境認証を取得したパーム搾油工場で集荷されたPKSの提供や、FSCまたはPEFC認証を取得した木質ペレットの供給も可能です。
原材料
バイオマスPET樹脂、バイオマスPP・PE・PS樹脂の提供
バイオマスPET樹脂は、サトウキビの搾りかすである廃糖蜜から精製したバイオマスMEGを原料とし、PET樹脂組成の約30%を植物由来品で構成しています。当社は2011年より販売しており、国内トップシェアです※。また、バイオマスPP・PE・PS樹脂は、廃棄物・残渣油などの再生可能資源を利用したバイオナフサを使用しており、ISCC PLUS認証によってバイオマス度100%を保証したマスバランス品などを提供しています。
※自社調べ、2021年12月現在
再生金属原料の提供
生産プロセス
切断用ガスのCO2削減「ハイドロカットシリーズ」
当社オリジナルガスの水素切断用プレミックスガス「ハイドロカットシリーズ」は、クリーンエネルギーである水素とエチレンを混合したクリーンで安全な切断用ガスです。各種鋼材の切断およびろう付け、曲げ、歪み矯正、ハツリ、ガウジング作業と鉄筋のガス圧接、ガス式溶射においても、従来のアセチレンと同様に使用することが可能です。CO2排出量が、ハイドロカット60ではアセチレン比で84%、ハイドロカット90ではプロパン比で90%削減することができます。
水素混焼バーナーによるCO2削減
当社は、大気汚染、水質浄化、廃棄物処理と環境保全に向けた各種設備を長年にわたり取り扱ってきました。水素混焼バーナーは0〜100%の任意の割合で水素の混焼比率を設定でき、CO2削減を最適なコストバランスで実現できます。
バーナーや工業炉の省CO2(純酸素バーナー、酸素富化燃焼、工業炉の放熱ロス削減)
純酸素バーナーなどを用いた酸素富化燃焼は、空気での燃焼に比べ、燃料のエネルギーを有効に利用できるため、火炎温度も高く、生産性の向上や時間短縮など省エネ化を図ることができます。また、工業炉の外壁に遮熱塗装を塗布するだけで、炉壁からの放射熱を最大80%削減することも可能です。当社はバーナーのシステム設計、燃料の供給まで一貫した体制でサービスを提供します。
水素切断機によるCO2削減
当社は、さまざまな製造の現場に向けた各種設備を長年にわたり取り扱ってきました。コータキ精機(株)製の水素切断機は、水素100%を使ったガス切断が可能となり、切断時のCO2排出量ゼロを実現、サプライチェーンにおけるCO2削減に貢献します。
ユーティリティ
蒸気・温水ラインの省エネ(高効率蒸気ボイラ、潜熱回収式温水ボイラ)
ガス焚きの高効率蒸気ボイラはボイラ効率が最高102%、高効率な潜熱回収型温水ボイラは最高105%と、油焚きと比較して効率が高く、省エネ・省コストを図ることができます。そのため、蒸気や温水ボイラの高効率機種は補助金の対象機種となるケースが多く、イニシャルコストを削減することも可能です。また当社では、蒸気配管や貯湯タンクなどの放熱ロス削減や台数制御によるシステム全体の効率改善、蒸気・温水ラインの見直しなどの省エネ提案や省エネ診断を行います。
蒸気ラインの脱炭素(水素ボイラ)
水素ボイラは既存の化石燃料を水素に置き換えることによって、CO2排出量ゼロで蒸気を製造することができます。イワタニは、水素ボイラの設置だけではなく水素配管やメンテナンスなど総合的な設計提案が可能です。また、工場で発生する福生水素を利用すると、燃料コストがかからず、脱炭素化とランニングコスト低減を同時に実現できます。
圧縮空気の省エネ(エアコンプレッサ)
工場ラインに欠かすことができない圧縮空気をつくるエアコンプレッサ。当社は小型から大型、スクリュー式・ターボ式などさまざまな機種の取扱経験があり、工場全体や生産ラインに最適となる機種の選定、エア需要量を監視し最適稼働のための台数制御、負荷を見える化する省エネ診断をすることによりエアの無駄をなくす提案が可能です。
また、コンプレッサ本体のみならず、周辺機器のドライヤーの電力の効率化など工場全体の総合的な省エネ提案を行います。
空調の省エネ(GHP、吸収式冷凍機、EHP)
再生フロン/自然冷媒の提供
排ガス浄化装置の省エネ(蓄熱燃焼式排ガス浄化装置(RTO))
当社は、大気汚染、水質浄化、廃棄物処理と環境保全に向けた各種設備を長年にわたり取り扱ってきました。蓄熱燃焼式排ガス浄化装置(RTO)は、ハニカム蓄熱体の高い熱交換率により省エネ、CO2削減に貢献しています。
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