■気体⇔液体、変幻自在。ポータブルでハイカロリー
ガスと日本人との長いつきあいは明治時代のガス灯に始まりました
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19世紀半ば、欧米の主な都市ではガス灯の明かりが外路を明るく照らしていました。日本では、1872年(明治5年)に神奈川県庁前に初めてガス灯がともりました。明治維新とともに、文明開化の象徴の一つとなったのです。それまでのちょうちんを持たないと夜は歩けなかった街に灯った眩いばかりの明るさに、大勢の見物人が集まったといいます。
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その後、発光剤を吸収させた網袋をガスの炎にかぶせる「ガスマントル」の考案で明るさが5倍にもなったガス灯は、東京、横浜、大阪、神戸といった大都市に導入され、街灯としてだけでなく、学校や会社、家庭用の照明として広く普及しました。とりわけ、明治30〜40年代の東京市(当時)の中心地であった日本橋、京橋などでは、明かりの主力はガス灯でした。やがて大正期以後、タングステン電極と電線の普及により、ガス灯は電灯の明るさへと変わっていきました。
しかし最近になり、ガス灯のもつやわらかな明るさが再び見直され、都市の景観づくりの一環として街灯や門灯などの利用に広がりをみせています。しかし、昔のガス灯の主な燃料となっていた石炭ガスに変わって、現代のガス灯にはLPガスや都市ガスが使われています。やわらかな光とクリーンなガスのベストミックスによって暖かい雰囲気を醸しだしているのです。
■ガスなくして電灯はともらない
電球や蛍光灯に、より明るくより長持ちさせるためにガスが入っていることを知っていますか?
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