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■医療用ガスとして幅広く利用されている酸素
酸素は、現代医療に欠かせない存在として、広く利用されています

医療の現場でも、ガスはさまざまな形で活用されています。というよりも、ガスの存在なしには、現代の医療は考えられないといっても過言ではありません。たとえば、医療用ガスとして量的に最も多く使われているのが酸素です。わが国では、大正の半ばから、本格的に使われ始めました。
第一次世界大戦の後、1918年(大正7年)から2年に渡って、スペイン風邪というインフルエンザが大流行した際、病人が楽になるということで酸素吸入が普及したのです。

それから約80年が経った現在、医療用酸素は、治療に欠かせない存在へと大きく変貌しました。その利用法も、単なる酸素吸入から、血管中の酸素濃度をより高くすることで病状改善を図る高圧酸素治療まで、さまざまです。とりわけ、高圧酸素治療は、近年、心筋梗塞、脳血栓や中毒患者の救命、リハビリテーション用に、極めて有効なものとして注目されています。酸素は、人間にとって生きるために最も重要な存在であるだけに、医療分野においては、今後もより利用が広がっていくことでしょう。
■全身麻酔に欠かせない笑気ガス
濃度を自由に調整できる笑気ガスは、安全な麻酔ガスとして、最もポピュラーな存在です

酸素と並んで、医療ガスとしてよく知られているのが、笑気ガス(亜酸化窒素・N2O)。変わった呼び名ですが、実際、人がこのガスを吸うと、顔面が弛緩し、まるで笑っているように見えるのです。
このガスを手術の麻酔に初めて使用したのは、アメリカの歯科医、ホーレス・ウエルズ。1884年に、彼は自分が歯を抜く手術をこの笑気ガスを使って公開で行ない、麻酔効果があることを実証しました。つまり、麻酔用ガスとして約130年もの歴史があるわけですが、外科手術に本格的に利用され始めたのは、それからずいぶん後、第二次世界大戦後のことです。それまでは、エーテルやクロロホルムがむしろ主流だったのですが、これらが極めて強い麻酔効果があるのに対し、酸素との混合により、麻酔の程度を自由に変えられる点で笑気ガスが見直されたのです。現在では、外科用の全身吸入麻酔から、産婦人科、歯科、また、手術後の疼痛緩和、救急外来などまで、幅広く利用されており、麻酔といえば笑気ガスというほど一般化した存在となっています。
■リューマチの治療に利用される窒素
窒素は、リューマチなど、痛みを伴う病気や怪我の治療に利用されています

酸素や笑気ガスほど一般的ではありませんが、医療用で意外に利用されているのが「窒素」です。主な用途としては、冷凍手術などの外科療法や血液、血管、臓器など細胞組織の冷凍保存、ペインクリニック、人工心肺用などがあります。
このうち、直接治療に使用されるものとして注目されているのがペインクリニック、つまり、液化窒素を利用した寒冷治療法で、もともとはリューマチ治療に活用されたのが始まりでした。
具体的には、冷気の中に患部をひたして痛みを一時的に凍結し、その間全身運動によって関節を動かし血行をよくしようというもので、リューマチに限らず、外傷性打撲傷、ねんざ、筋違い、浮腫、腱裂傷なども同様です。ただし、くれぐれも「医療専門家の指導のもとで行うことが肝心」ということを付け加えておきます。
■医療器具を消毒する減菌ガス
常温で優れた滅菌効果のある滅菌ガスは、医療分野に欠くことのできない存在です

直接治療用として使われるわけではありませんが、医療分野で欠くことができないガスとして、滅菌ガスが挙げられます。酸化エチレンを炭酸ガスなどで希釈したこのガスは、滅菌、殺虫、防カビ効果に優れており、低温・低濃度でその効果があること、腐食性がないことが大きな特徴です。そのため、高圧蒸気滅菌で効果が少ないものや熱で変形・変質してしまう医療用器具、たとえば、手袋や白衣、カテーテルや手術に使用するゴム、プラスチック製品などを滅菌する際に広く利用されています。
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