ダイバーシティ&インクルージョン

社長メッセージ

多様な価値観を受け入れ 
互いを尊重し高め合える組織へ

当社は創業90周年を迎え、今後も「世の中に必要な事業」を追い求める企業を目指しています。人々の価値観が日々変化する中、「世の中に必要とされるもの」も益々多様化しています。私たちは、これまで脈々と受け継がれてきた当社の有形・無形の財産を大切にしながらも、環境の変化に対応し、新しい考え方を取り入れ価値創造を繰り返していかなければなりません。

そのためには、「ダイバーシティ&インクルージョン」の考え方が必要です。

社員一人ひとりが心理的安全性を感じられる組織の中で、持てる力を最大限に発揮し多様な価値観を受け入れ互いを尊重し高め合うことで、時代の流れに応えた豊かな価値創造が成し遂げられると考えています。

当社は今後さらに、世代・ジェンダー・国籍・価値観などのさまざまな“違い”を超えて、多様な人材が活躍できる環境を整え、常に「世の中の必要」に応え続けられる企業を目指してまいります。

代表取締役 社長執行役員
間島寛

基本的な考え方

多様な社員の能力を最大限引き出すダイバーシティ経営を行うことにより、常に「世の中の必要」に応え続けることができると考えており、「多様な価値観を受け入れ互いを尊重し高め合える組織へ」をスローガンに、ダイバーシティ&インクルージョン推進に向けて諸施策を講じています。
総務人事部内にダイバーシティ担当を設置し、女性活躍推進をはじめとした多様な人材の活躍支援を行っています。

活動方針

多様な社員一人ひとりが最大限の力を発揮できる職場風土を醸成し、新たな価値を創出し続けられる組織を作ることで、企業価値向上につなげる。

基本方針

  • ①違いを“受け入れる”風土を醸成します
    心理的安全性が確保され、多様な意見を認め合える風土
  • ②多様な働き方を実現し社員のパフォーマンスを高めます
    柔軟な働き方を実現する仕組みの制度化と活用
  • ③違いを“生かし”価値創造につなげます
    異なる意見やアイデアが活発に発信され、失敗を恐れず挑戦できる組織

ダイバーシティ推進への取り組みに関する行動計画

女性活躍推進法・次世代育成支援対策推進法に基づき、両法の一体型の一般事業主行動計画を策定しています。これまで整備してきた両立支援制度に加え、全社的な働き方改革や柔軟に働ける環境整備を行うことで、多様な社員が活躍できる職場環境の整備や風土醸成を行います。

▶女性活躍推進法・次世代育成支援対策推進法に基づく一般事業主行動計画

女性活躍推進法に基づく行動計画

出産・育児・介護に関する両立支援の取り組み

社外からの評価

子育てサポート企業の証
「プラチナくるみん」認定の取得

「プラチナくるみん」認定とは、子育てサポート企業として認定を受けた「くるみん」認定企業のうち、より高い水準で取り組みを行った企業が、厚生労働大臣より受けることができる認定です。
当社ではこれまで、2015年、2019年の2度にわたり「くるみん」認定を受けました。その後、過去に取り組んだ両立支援制度のさらなる推進や、働き方の見直しを行った結果、2021年に「プラチナくるみん」認定を取得しました。

「えるぼし」認定<2つ星>の取得

「えるぼし」認定とは、女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画を策定した企業のうち、女性の活躍に関する取り組みの実施状況が優良な企業が、厚生労働大臣より与えられる認定です。
認定は、「(1)採用」「(2)継続就業」「(3)労働時間等の働き方」「(4)管理職比率」「(5)多様なキャリアコース」の5つの項目によって評価されます。
当社では、(2)(3)(5)の基準を満たしたことから、2022年に上から2段階目にあたる<2つ星>を取得しました。

「大阪市女性活躍リーディングカンパニー」の認証取得

「大阪市女性活躍リーディングカンパニー」認証とは、「意欲のある女性が活躍し続けられる組織づくり」「仕事と生活の両立支援」「男性の育児や家事、地域活動への参画支援」など、女性にとって働きやすい職場環境の整備に積極的に取り組み、その実績が認められた企業に対し、大阪市より与えられる認証です。
当社は2021年に、本認証の上から2段階目にあたる<二つ星>を取得しました。加えて、男性の育児参加などを支援する企業である「イクメン推進企業」にも認証されています。

女性活躍推進

総合コース女性の積極的な採用やライフイベントとの両立支援、働き方に関する多様な選択肢の拡充などを行い、女性活躍推進の取り組みを強化しています。2023年3月31日時点の女性管理職比率は6.0%であり、今後も継続的に女性管理職比率を高めていくため、若手・中堅層向けの施策をはじめとし、さまざまな取り組みを行っています。
また、2016年に女性活躍推進法が施行されて以降継続的に一般事業主行動計画を定めており、女性の個性と能力が充分に発揮できる職場づくりへの取り組みを進めています。

キャリア継続支援

性別に関わらず、さまざまなライフイベントを経てもキャリアを継続するために、ライフイベントの事情(結婚・配偶者の転勤・介護など)による勤務形態変更および希望に沿った勤務地への異動を申請することを可能にしています。また、結婚、育児、配偶者の転勤に伴いやむを得ず退職する場合、再雇用登録を行い、一定の要件にて復職することが可能な「結婚、育児、配偶者の転勤に伴う退職者の再雇用制度」を整備しています。その他、「配偶者の転勤に伴う休職制度」も導入し、それぞれのライフステージで自分の価値観に沿った働き方を選択できるような制度を整備しています。

柔軟な働き方および継続就業支援の取り組み

出産・育児などのライフイベントの両立支援とキャリアサポート

出産や育児などのライフイベントを迎えてもキャリアを継続できるよう、各種両立支援制度の活用を促すとともに、休業期間中をブランクとせずより一層活躍できるよう、産休前・復職前面談実施や両立支援コンテンツの提供を行っています。

出産・育児・介護に関する両立支援の取り組み

社外ネットワークの形成と情報共有

社内の取り組みにとどまらず、「ダイバーシティ西日本勉強会」や「異業種ダイバーシティ推進検討会」などへ参加し、企業の枠組を超えたネットワーク作りを積極的に行っています。勉強会で得た知見を社内での推進活動に生かす他、異業種合同で行う「若手女性キャリアフォーラム」や「男性のための仕事と育児の両立セミナー」など、実践的な活動も行っています。

障がいのある方の雇用と活躍支援

多様な人材・価値観・働き方を受け入れ、高め合い、価値創造ができる組織を目指しており、新卒採用・中途採用を通じて障がいのある方の雇用にも積極的に取り組んでいます。今後も、社会的責任の一つとして障がい者雇用率を上回る水準を目指した取り組みを進めるとともに、障がいのある方たちが能力を最大限に発揮し活躍できる職場環境整備や各種支援を進めてまいります。

シニア人材の活躍支援

定年退職再雇用制度を運用し、多様な経験や幅広い知識を持つシニア人材の継続雇用を行っています。また、再雇用を希望しない社員については就職先をあっせんしています。今後もシニア社員のキャリア支援を行いながら活躍の場を広げてまいります。

風土醸成

社内研修においてダイバーシティに関する講義を実施し、新入社員や管理職への理解を深めています。特に管理職向けの研修ではディスカッションも行い、多様な部下をマネジメントする管理職層の意識醸成を図っています。また、「働きやすい環境」や「家族を大切にする職場風土」の醸成を目的として、社員の配偶者と子女を対象とした「ファミリーデー」を2017年より定期的に開催しています。当イベントは、社員同士がお互いに大切な家族がいることを意識して職場でも尊重し合い、家族を大切にしながら働くという職場風土の醸成につながっています。

ファミリーデーでの名刺交換体験の様子