環境マネジメント
基本的な考え方
当社は事業活動のあらゆる面において地球環境の保全を目指した取り組みを積極的に進めています。全ての活動の道標としての「イワタニグループ環境憲章」およびISO14001の規格に則った「岩谷産業 環境方針」を制定し、環境マネジメントシステムを構築、維持・運用しています。
環境方針
岩谷産業 環境方針
岩谷産業は「ガス&エネルギー」を企業コンセプトに、LPガス、各種高圧ガスを中心とし、生活商品、食品、機械、溶接材料、電子機器、金属、化学品、鉱産物など広範な事業を展開しています。当社はこれら全ての事業活動において、「イワタニグループ環境憲章」の精神に則り、地域社会との共生および、温暖化をはじめとする地球環境の負荷低減に努めます。
- 1. 資源を有効利用するための技術、社会の持続的発展に寄与する新エネルギーの研究・開発ならびに、水素をはじめとする環境良品の普及拡大を通じて、CO₂フリー社会の実現および、循環型社会の構築に向けて取り組みます。
- 2. 事業の諸活動を通じて、省資源・省エネルギー、廃棄物の低減および、汚染の予防に努めます。
- 3. 環境関連法規および、当社が同意する環境に係わる遵守義務を満たします。
- 4. 環境目標を設定し見直すことにより、環境パフォーマンスを向上させるための環境マネジメントシステムの継続的な改善を推進します。
- 5. 当社および、グループ全社員に対し環境啓発・教育を実施します。
環境マネジメントシステムの体制
当社は、東京・大阪両本社、および中央研究所・岩谷水素技術研究所においてISO14001認証を取得しています(全社員の6割強をカバー)。支社・支店は認証範囲外ですが、本社商品本部の指導のもとに準拠した運用を行っています。
環境目標
当社のEMSでは、環境目標を毎年設定しています。2022年度は「改正省エネ法事業者(企業)単位規制に基づく全社対象エネルギー環境負荷の削減」以外の3項目のSDGs・環境目標を達成することができました。
2022年度SDGs・環境目標/実績
No. | 項目 | 目標 | 実績 | 達成度※ |
---|---|---|---|---|
1 | 環境良品の普及拡大 | 30ポイント | 33ポイント | 〇 |
2 | SDGs・環境活動の推進 | 6,000ポイント | 10,070ポイント | 〇 |
3 | 営業車などの環境負荷の削減、低公害車配備 | 25台 | 54台 | 〇 |
4 | 改正省エネ法事業者(企業)単位規制に基づく全社対象エネルギー環境負荷の削減 | 全社対象エネルギー使用効率の改善 (5年度間(2018~2022)平均の効率改善1%) |
5年度間(2018~2022)平均2.6% 増 |
✕ |
※達成度:〇…100%達成 / △…60%以上達成 / ×…達成率60%未満
2023年度環境目標
NO. | 項目 | 目標 |
---|---|---|
1 | 持続可能な社会の実現に向けた活動推進 | 1) 水素エネルギー社会の実現に向けた事業拡大 2) 低・脱炭素ソリューションの開発・普及拡大 3) 循環型社会につながる取り組み強化 |
2 | イワタニグループのCO2排出量削減の推進 | 1) 脱炭素化に向けた取り組みの推進 2) 物流の効率化・低炭素化の推進 3) デジタルの活用・業務の効率化による環境負荷の削減 |
3 | コンプライアンスの徹底 | 1) 環境関連法規の遵守 |
環境マネジメントの取り組み
環境教育
社員の環境意識向上のため、年度初めの環境教育に加え、新入社員研修・管理職研修やe-ラーニングでの環境教育を実施しています。
教育名 | 時期 | 教育内容 |
---|---|---|
入門教育 | 新入社員研修 | 環境問題全般、EMSの概要、環境活動の利点 |
階層別教育 | 管理職研修 | 環境関連法規の要求内容および事業との関連 |
ユニット教育 | 年度始め | 環境目標、環境活動の手順、法規遵守手順 |
e-ラーニング | 随時 | EMSに関する内容の周知と理解の促進 |
内部環境監査
内部環境監査は、年2回(9月、2月)、全ユニットを対象に実施し、不適合に対しては改善を行いました。
外部審査
2022年10月には高圧ガス保安協会による更新審査を受審し、運用状況は良好との評価を受けました。
環境関連法規の遵守
環境関連法規(毒劇法、安衛法、化審法、廃棄物処理法、省エネ法、容器包装リサイクル法、フロン排出・抑制法など)について2022年度は不遵守事例はありませんでした。