環境データ
マテリアルバランス
当社の環境に与える影響の全体像を表すのが「マテリアルバランス」です。2003年度より、当社および当社グループ国内連結対象企業の環境負荷について調査を開始し、結果を公表しています。今後も投入する資源・エネルギー量や廃棄物量、エネルギー起源CO2排出量などを削減していくことにより、事業活動における環境効率の改善に努めていきます。
マテリアルバランス(当社グループ※1) | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | |||
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インプット | 電気(千kWh) | 305,406 | 344,793 | 336,325 | ||
蒸気(GJ) | 11,858 | 11,875 | 17,197 | |||
燃料 (GJ) |
LPガス | 151,709 | 153,305 | 140,036 | ||
都市ガス・LNG | 89,010 | 54,235 | 58,809 | |||
軽油 | 206,471 | 175,902 | 174,239 | |||
ガソリン | 150,439 | 147,307 | 143,405 | |||
灯油 | 12,369 | 13,797 | 13,359 | |||
A重油 | 6,056 | 8,868 | 8,009 | |||
紙(t)※2 | 251(95%) | 232(96%) | 224(98%) | |||
水(千m3)※2 | 954(95%) | 1,001(96%) | 1,007(90%) | |||
アウトプット | リサイクル(紙)(t)※1※3 | 186 | 156 | 171 | ||
産業廃棄物(t)※1 | 5,808 | 5,722 | 11,024 | |||
排水(千m3)※1※2 | 845(95%) | 887(95%) | 903(88%) | |||
CO2排出量(t) | 国内 | スコープ1※1 | 81,570 | 85,208 | 85,935 | |
スコープ2※1※4 | 132,928 | 151,247 | 141,976 | |||
海外 | スコープ1※5 | ー | ー | 37,686 | ||
スコープ2※5 | ー | ー | 121,454 |
温室効果ガス(GHG)排出量
(tCO2)
項目 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 備考 | ||
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スコープ1 | 国内※1 | 81,570 | 85,208 | 85,935 | ||
海外※5 | ー | ー | 37,686 | |||
スコープ2 | 国内※1※4 | 132,928 | 151,247 | 141,976 | ||
海外※5 | ー | ー | 121,454 | |||
スコープ3 | スコープ3 合計 | 8,559,372 | 8,846,895 | 10,764,421 | ||
カテゴリ1 | 購入した製品サービス | 2,936,522 | 3,181,419 | 4,233,523 | ||
カテゴリ2 | 資本財 | 20,428 | 25,324 | 71,139 | ||
カテゴリ3 | スコープ1、2に含まれない燃料およびエネルギー関連活動 | ー | ー | 44,090 | ||
カテゴリ4 | 輸送、配送(上流) | ー | ー | 57,073 | 算定・報告・公表制度における特定荷主の算定範囲・方法を適用して算定しています | |
カテゴリ5 | 事業から出る廃棄物 | 16,242 | 15,988 | 30,837 | ||
カテゴリ6 | 出張 | 1,321 | 1,325 | 1,480 | ||
カテゴリ7 | 雇用者の通勤 | 4,738 | 4,734 | 5,309 | ||
カテゴリ8 | リース資産(上流) | ー | ー | ー | リース資産の使用に伴う排出量をスコープ1、2で算定しているため、算定対象から除外しています | |
カテゴリ9 | 輸送、配送(下流) | ー | ー | ー | 輸送、配送が多岐にわたり、実態把握が困難なため、算定対象から除外しています | |
カテゴリ10 | 販売した製品の加工 | ー | ー | ー | 対象となる製品が多岐にわたり、実態把握が困難なため、算定対象から除外しています | |
カテゴリ11 | 販売した製品の使用 | 5,465,635 | 5,492,873 | 6,197,114 | 販売したLPガス、LNG、灯油、炭酸ガスの使用に伴う排出 | |
カテゴリ12 | 販売した製品の廃棄 | ー | ー | ー | 対象となる製品が多岐にわたり、実態把握が困難なため、算定対象から除外しています | |
カテゴリ13 | リース資産(下流) | 386 | 353 | 327 | ||
カテゴリ14 | フランチャイズ | ー | ー | ー | 対象となる活動がないため、算定対象から除外しています | |
カテゴリ15 | 投資 | 114,099 | 124,878 | 123,529 |
- ※1:岩谷産業国内事業所に加え、国内連結子会社およびエネルギー使用量の多い持分法適用会社2社を集計範囲としています
- ※2:推計値が含まれる場合には、公表値に占める実測値の割合を()内に併記しています
- ※3:紙のリサイクル量には、新聞・雑誌・包装紙などの事業用途以外の紙資源が含まれています
- ※4:2020年度のスコープ2の内、電気使用に伴うCO2排出量については、ロケーション基準で算定し、2021年度、2022年度はマーケット基準で算定しています
- ※5:海外連結子会社および駐在員事務所を集計範囲としています
- 注1) 温室効果ガス(GHG)排出量はGHGプロトコルを基に算定しています
- 注2) 下線の数値は、ソコテック・サーティフィケーション・ジャパン(株)による第三者保証を受けています
第三者保証報告書は以下よりご覧ください
2022年度(スコープ1、スコープ2、スコープ3)
2019年度~2021年度(スコープ3)
CO2削減貢献量
LPガスおよびLNG燃料転換、FCV・FCバスへの水素供給、バイオマス燃料(PKS)、バイオマスPET樹脂、水素切断用プレミックスガス「ハイドロカット®」の拡販により、2022年度は約56万tのCO2排出削減に貢献しました。今後もクリーンエネルギーなどの拡販と開発に積極的に取り組み、温暖化防止に貢献していきます。
製品・ サービス |
削減のコンセプト |
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LPガスおよびLNG燃料転換 | 重油などからLPガスおよびLNGに燃料転換することによりCO2排出量の削減に貢献(使用段階) |
FCV・FCバスへの水素供給 | FCVやFCバスに水素を燃料として供給することにより、CO2排出量の削減に貢献(使用段階) |
バイオマス燃料(PKS) | PKSを発電向けに供給することにより、CO2排出量の削減に貢献(使用段階) |
バイオマスPET樹脂 | 従来型のPET樹脂を植物由来の原料に置き換えることにより、製造や廃棄・焼却時のCO2排出量の削減に貢献(原材料製造と廃棄段階) |
水素切断用プレミックスガス 「ハイドロカット®」 |
アセチレンなどの切断用ガスを、水素を混合した「ハイドロカット®」に代替することでCO2排出量の削減に貢献(LCA) |