イワタニ
 
水素とイワタニ
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水素インフラ関連の国家プロジェクトとスケジュール
水素インフラ関連の国家プロジェクトとスケジュール
 イワタニが水素の販売を始めたのは1940年代の初め頃。当時、苛性ソーダ製造工場などから副産物として発生する水素ガス(副生水素)は、使い道がなく大気中に放出されていました。それをイワタニが引き取って別のお客様にお届けしたことが、国内広域で水素を利用する今日型水素市場の萌芽となりました。現在では1年間に約1.4億m3の圧縮水素が流通するまでに市場が拡大されています。
  こうした水素事業の歴史の中で培われたイワタニの水素製造、輸送、貯蔵の技術が、水素ステーションにも如何なく発揮されています。国家プロジェクトで展開されている水素ステーションは現在全国に15ヵ所(協賛ステーションを含む)。イワタニはその内、既に終了した2つの水素ステーションを含む5ヵ所のステーションの建設と運営を担当しており、現在は3ヵ所が稼働しています。
国家プロジェクトによる水素ステーション
プロジェクト 受託者 建設場所 形式(出発原料) 完成時期
WE-NET(終了) 岩谷産業 大阪市 天然ガス改質 2002年2月
WE-NET(終了) 日本酸素
(現 大陽日酸)
高松市 水電解 2002年2月
JHFC(終了) 岩谷産業 横浜市鶴見区 電解副生水素 2002年8月
JHFC 大陽日酸 東京都千代田区 (移動式) 2002年12月
JHFC コスモ石油 横浜市鶴見区 脱硫ガソリン改質 2003年3月
JHFC 新日本石油 横浜市旭区 ナフサ改質 2003年4月
JHFC 東京ガス/大陽日酸 東京都足立区 LPガス改質 2003年5月
JHFC 岩谷産業/昭和シェル石油 東京都江東区 液化水素 2003年6月
JHFC ジャパン・エア・ガシズ
(現日本エア・リキード)
川崎市 メタノール水分解 2003年9月
JHFC(終了)
→NEDO 事業
出光興産 神奈川県秦野市
→千葉県市原市に移設(JHFC協賛)
灯油改質 2004年4月
JHFC 栗田工業、シナネン、伊藤忠エネクス 神奈川県相模原市 アルカリ水電解
(移動式)
2004年5月
JHFC ジャパンエナジー/バブコック日立/大陽日酸

東京都青梅市
→千葉県船橋市に移設

天然ガス改質
(移動式)
2004年6月
JHFC 東邦ガス/大陽日酸/新日本製鐵 愛知県常滑市(中部国際空港) 都市ガス改質 2006年7月
JHFC 岩谷産業 大阪府泉佐野市(関西国際空港) 液化水素(移動式より補給) 2007年5月
JHFC 日光市 日光市 (移動式) 2009年
JHFC 大阪ガス 大阪市 天然ガス改質 2007年8月
JHFC 岩谷産業/新日本石油/新日本製鐵 北九州市 コークス炉ガス精製 2009年9月
JHFC 九州大学/九州電力 /大陽日酸/キューキ 福岡市 水電解 2009年
※ WE-NET :World Energy Network
※ JHFC :Japan Hydrogen & Fuel Cell Demonstration Project
イワタニが建設を担当した5ヵ所の水素ステーション概要

<大阪水素ステーション> WE‐NET
  日本で初めて建設された水素ステーションで、大阪ガスから供給される天然ガスを改質して水素を取り出す方式です。WE-NETプロジェクトは2003年3月で終了しました。
横浜・鶴見水素ステーション
改質・精製ユニット MHディスペンサー MH貯蔵ユニット 圧縮・蓄圧ユニット
改質・精製ユニット 圧縮・蓄圧ユニット MH貯蔵ユニット MHディスペンサー
<横浜・鶴見水素ステーション>WE‐NET~JHFC
  首都圏で初めて建設された水素ステーション。公道に面したステーションとしては日本初。隣接する鶴見曹達から輸送される副生水素を利用しています。 (2007年3月、プロジェクト期間満了のため閉鎖)
横浜・鶴見水素ステーション
横浜・鶴見水素ステーション
<有明水素ステーション>
  液化水素貯蔵型としては日本初の水素ステーション。液化水素と高圧水素の両方とも充填可能です。有明水素ステーションは立地条件も良く、市販燃料電池車への充填回数が多いことに加え、東京都の燃料電池都営バスの水素充填拠点として利用されたこと(2003~2007年)、ゼネラルモーターズの液化水素型燃料電池車の充填拠点でもあった(2008年まで)ため、これまでに建設された水素ステーションの中で、最も利用頻度の高いステーションです。2009年3月には累計充填台数が3000台を超えています。
有明水素ステーション
液体水素タンクローリー
 
<関西空港水素ステーション>
  JHFCプロジェクトとしては関西圏初の水素ステーション。水素エネルギー黎明期でのインフラ普及を目指して建設された簡易型のサテライトステーションで、ディスペンサーと蓄圧ユニットのみで構成されています。一般的な水素ステーションの1/4程度の費用で建設が可能で、本格的なステーションへの拡張が可能な設計になっています。水素の供給は、関西電力と共同開発した液化水素型移動式水素ステーションを活用し、堺市のハイドロエッジより行います。
<北九州水素ステーション>
  北九州水素ステーションは、日本で初めて隣接する新日本製鐵八幡製鉄所より、パイプラインで直接水素の供給を受けるオフサイト型の水素ステーションです。福岡県が推進する水素ハイウエイの東の水素供給拠点として2009年9月にオープンしました。また本ステーションから、近郊の集合住宅や戸建て住宅、商業店舗、公共施設などへパイプラインで水素を供給し、純水素型の水素社会の実証を進める社会実証“北九州水素タウン”が実施される予定で、水素エネルギー社会を可視化するモデル地区として注目を集めています。
北九州水素ステーション
運用 新日本石油、岩谷産業、新日本製鐵
水素供給方式 副生水素パイプライン
圧縮設備     能力
          圧力
45Nm3/h
吸入:0.75MPa、吐出:40MPa
蓄ガス設備    内容積
           最大圧力
270L×6本、2バンク方式での充填
40MPa
充填能力 連続3台、35MPa
主要構成機器 水素受入ユニット、圧縮機、蓄圧ユニット、ディスペンサー
特徴 水素パイプライン供給次世代型オフサイト水素ステーション
所在地 福岡県北九州市八幡東区東田
水素受入ユニット 40MPa圧縮機 蓄圧ユニット ディスペンサー
水素受入ユニット 40MPa圧縮機 蓄圧ユニット ディスペンサー
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