水素関連協議会

水素社会の構築を目指す各企業や自治体が主体となり、意見交換や議論を重ね、将来見込まれる水素需要や供給可能性などを取りまとめています。近い将来の水素の社会実装に向けたビジョンの策定や試算結果を、専用ページなどで公開しています。

Hydrogen Council(水素協議会)

当社は、世界のエネルギー、運輸、製造業のリーディングカンパニー152社(2023年6月末現在)で構成するHydrogen Council(水素協議会)にステアリング・メンバーとして参画しています。本協議会では、各国の政策立案者、水素利用企業、国際組織、市民団体などと協働して水素利用の推奨策や効果的な実行計画を策定し、共同目標の達成を目指しています。
2023年5月に兵庫県・淡路島で開催された3回目のCEOミーティングでは、さまざまな分野におけるクリーン水素需要の拡大に向けた施策や課題について話し合われました。

水素ビジョンの主な内容

  • 2050年までに水素がエネルギー消費量の18%を担う
  • 二酸化炭素排出量を現状比で約60億t削減
  • 2030年までに1,000~1,500万台のFCVならびに50万台のFCトラックが普及

水素バリューチェーン推進協議会(JH2A)

水素社会の実現に向けて、さまざまな技術や知見を持つ企業、団体、自治体などが一丸となって課題解決のための議論を行う組織として、2020年12月に88会員で設立されました。社会実装プロジェクトの創設や、需要創出、規制緩和への政策提言などを行っています。現在では413会員を超え(2023年11月末現在)、オールジャパンでの活動を行っています。また、現在は任意団体ですが、将来の一般社団法人化を目指しています。

神戸・関西圏水素利活用協議会

神戸・関西圏における水素利活用の社会実装と水素サプライチェーン構築を目的に2020年9月に設立。水素社会の将来ビジョンを策定し、ビジョンに基づく水素需要ポテンシャルの試算、供給ポテンシャル量および価格の試算を行い、2021年5月に「神戸・関西圏水素利活用協議会 協議会レポート-将来ビジョン整理と需給の定量化-」を作成しました。

中部圏水素利用協議会

中部圏における水素の需要拡大と安定的な利用のためのサプライチェーン構築を目指し、水素の大規模利用の可能性を検討する組織として2020年3月に設立。石油・ガス・電力などのエネルギー、石油化学、自動車、金融などさまざまな業界の企業が参画し、産業界全体で横断的に検討を進め、2021年2月に「中部圏における2030年に向けた水素大規模利用の可能性検討結果と今後の取り組み」を作成しました。

水素エネルギーハンドブック

水素の物性、用途、製造方法のほか、水素エネルギー社会の実現に向けた国内外での取り組みや、80年以上にわたる当社の水素事業の歴史などについてまとめた冊子です。

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