水素の魅力

水素は、地球環境問題と資源エネルギー問題を同時に解決できる可能性をもつエネルギーです。水素の優れた特長を紹介します。

水素の優れた特長

クリーン

水に電気を流すと電気分解によって水素と酸素が発生します。この反応とは逆に、水素と酸素を化学反応させると電気と水が発生します。この反応を利用して電気を製造する装置を燃料電池といいます。また、水素は燃焼して熱エネルギーとして利用してもCO2を排出しません。そのため、将来は自動車、船舶、飛行機などさまざまなモビリティや家庭のエネルギー、火力発電所の燃料などで水素が利用されることが期待されています。

無尽蔵

天然ガスや石油などの化石燃料は限りある資源です。一方で水素は、水や化合物の状態で地球上に無尽蔵に存在します。再生可能エネルギー由来の電力で水の電気分解を行い、水素を製造することで、製造時にもCO2を排出しないクリーンなエネルギーを無尽蔵に生み出すことが可能になります。

身近に存在する水から作れます

水素の製造手段と原料(一例)

  • 風力
    風力
  • 太陽光
    太陽光
  • 褐炭
    褐炭
  • バイオマス
    バイオマス
  • 廃プラスチック
    廃プラスチック

ハイパワー

水素の単位重量当たりの発熱量はガソリンの約2.7倍と非常に大きく、ロケットの燃料としても利用されています。

エネルギー媒体

電気は大量・長期間貯蔵が難しく、送電ロスが大きいという制約があります。水素で貯蔵・輸送することで、必要な時に必要な場所で発電することが可能になります。

エネルギーセキュリティ

化石燃料からの改質や水の電気分解など、水素はさまざまな方法で製造が可能なため、エネルギー資源の多様化と自給率の向上につながります。

水素エネルギーハンドブック

水素の物性、用途、製造方法のほか、水素エネルギー社会の実現に向けた国内外での取り組みや、80年以上にわたる当社の水素事業の歴史などについてまとめた冊子です。

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