水素ステーション・水素製造拠点

イワタニの
水素ステーション

燃料電池自動車(FCV)や燃料電池バス(FCバス)が普及するためには、水素供給インフラの整備が不可欠です。現在、国の「水素・燃料電池戦略ロードマップ」の計画に従い、全国で水素ステーションの建設が進められており、これまでに全国で161カ所がオープンしています。(2023年12月現在)

当社では、2014年に兵庫県尼崎市で国内初の商用水素ステーションを開所したのを皮切りに、現在では、国内53カ所、米国5カ所で運営を行っています。

さまざまなバリエーションの水素ステーション

水素ステーションには、設置形式や水素供給方式により、さまざまなタイプがあります。

オフサイト型

水素製造工場などから運んだ水素を水素ステーション内の貯槽で貯蔵しFCVやFCバスに供給するステーション。当社では、コンパクトで優位性のある液化水素を基本としています。

オンサイト型

敷地内で都市ガス改質などにより水素を製造し、供給するステーション

移動式

カードル以外のすべての機器を車載し、移動して運営できるステーション。定置式に比べ、省スペースでの設置が可能。

設置形式 定置式 移動式
オンサイト オフサイト
代表的な
水素ステーション
とよたエコフルタウン 東京有明 宮城仙台 岡山南 大阪本町
水素供給方式 都市ガス改質 液化水素 液化水素 圧縮水素 圧縮水素
圧縮方式 高圧圧縮 液化水素ポンプ 高圧圧縮 高圧圧縮 高圧圧縮
1時間当たりの
満充填可能台数
(FCV)
- 16台 6台 3台 2台

日本水素ステーションネットワーク合同会社(JHyM)

2018年3月、水素ステーションの整備を加速するために、11社の協業による「日本水素ステーションネットワーク合同会社(JHyM)」が設立されました。
現在は、インフラ事業者、自動車メーカー金融機関など35社(2024年2月現在)が参画。これまで個別に建設・運営されてきた水素ステーションをJHyMを通じて行うことで、初期投資の低減や効率的な運営につなげ、ステーション事業の早期自立化を推進することを目的に活動中です。

水素エネルギーハンドブック

水素の物性、用途、製造方法のほか、水素エネルギー社会の実現に向けた国内外での取り組みや、80年以上にわたる当社の水素事業の歴史などについてまとめた冊子です。

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