水素エネルギー社会の
実現に向けて

イワタニの
水素ビジョン

現在は、国内でLNGから水素をつくり、または副生水素を調達・精製して全国に配送し、主に産業用や宇宙ロケット用にご利用いただいています。そして今後、低炭素水素を大量かつ安価に作るためには、豊富で安価な再生可能エネルギーが必要になります。

しかしながら、日本の自然条件下では太陽光や風力などの再生可能エネルギーを用いる発電は非常に不安定であり、電力料金も大きな負担となります。そこで、海外で安価な原料、安価な電力料金を利用して大規模に低炭素水素を作り、大型の液化水素専用船で日本まで運搬し、発電用、産業用、そして製鉄や化学材料として幅広く使っていただく。これがイワタニの目指す、水素エネルギー社会の実現への道のりです。

水素を輸送・貯蔵するための水素キャリアの候補として、有機ハイドライドやアンモニアも考えられていますが、イワタニは液化水素を中心に考えています。
LNGと同じように、海を越えて、国をまたぐグローバルな液化水素サプライチェーンを構築する。これがイワタニの目指している姿です。

水素基本戦略

2017年12月に開かれた「第2回再生可能エネルギー・水素等関係閣僚会議」において、「水素基本戦略」が決定されました。2050年を視野に、水素をエネルギーとして活用するための方向性やビジョンを示しており、2030年までの具体的な行動計画の提言も行っています。
その後、「水素・燃料電池戦略ロードマップ」や「グリーン成長戦略」などが公開されるにつれて、政府と官民が共有する目標が新たに追加•更新され、日本が世界に先駆けてカーボンニュートラル社会を実現するための目標値とされています。
2020年には、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、野心的な目標にコミットする企業などに対して、研究開発・実証から社会実装までを視野に支援する「グリーンイノベーション基金」が設立されました。
さらに、2024年には、低炭素水素などの供給•利用を早期に促進するために、「水素社会推進法」が成立し、低炭素水素などと既存原燃料との価格差に対する支援(価格差に着目した支援)や、低炭素水素などを輸送・貯蔵する際に新しくタンクやパイプラインなどのインフラ整備に対する支援(拠点整備支援)が定められています。

*水素ステーションでの水素販売価格
※「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」「水素基本戦略」「燃料電池車の普及に向けた中間まとめ(案)」を元に当社作成

水素エネルギーハンドブック

水素の物性、用途、製造方法のほか、水素エネルギー社会の実現に向けた国内外での取り組みや、80年以上にわたる当社の水素事業の歴史などについてまとめた冊子です。

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