イワタニレポート

低・脱炭素ソリューションの取り組み

2024/4/2

バイオプラスチック

当社が注力しているバイオプラスチックの採用が進んでいます。

バイオポリプロピレン(PP)はライオンデルバゼル・インダストリーズ社(オランダ)品を展開しており乳幼児用品などを手掛けるピジョン(株)が昨年夏に発表した“母乳実感パーツストロー”のキャップ部分や“SofTouch Bottles”の全てのパーツでの採用が決まりました。
これらはいずれもマスバランス方式(※1)で、バイオ度(※2)が20%割り当てられています。

(※1)マスバランス方式とは
マスバランス方式とは、投入した総原料量(インプット)と販売した出荷量(アウトプット)の収支を考慮する方式です。
バイオマス原料や再生可能原料由来の特性を製品に割り当てることで、環境対応をうたうことが可能になります。

(※2)バイオ度とは
バイオ度とは、バイオ原料を使用したバイオベース製品中のバイオ原料使用率のこと。

バイオポリスチレン(PS)はトリンセオ社(アメリカ)の欧州及びアジア品を展開しておりスプーンやフォークといったプラスチックカトラリーの製造を行う東商化学(株)に採用されています。
マスバランス方式に基づくバイオPSが樹脂加工メーカーに採用されるのは国内では初となります。

当社は循環型社会の構築に貢献する環境ソリューションの提供を事業戦略に掲げており、幅広い用途に対してバイオPETをはじめバイオPP・PSなど、世界大手化学メーカーが製造する地球にやさしい樹脂の拡販に力を入れています。

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