イワタニグループのCO2削減計画

目標

イワタニグループは、2050年度までにカーボンニュートラルを目指すことを表明するとともに、そのマイルストーンとして、国内で当社グループが排出するCO2について2030年度に、2019年度比で50%削減することを目指しています。
※当社グループが国内で排出するScope1とScope2の合計

2030年度CO2削減目標

2030年度のCO2削減目標に向けた主な取り組み

イワタニグループの国内で排出されるCO2は2019年度実績で198千tでした。その内訳は、約80%(159千t)が電力使用、20%が車両や事務所で使用する燃料から排出されたものとなっています。また、電力使用による排出のほとんどが産業ガスの製造プラントによるものです。まずは産業ガスの製造プラントにおける省エネ化やグリーン電力化を進め、加えて、全国の工場への太陽光パネルの設置やLEDなどの省エネ機器の導入を進めます。また配送の合理化を継続して進めるとともに、植林事業などによるクレジットの活用についての検討も進めます。

主な削減の取り組み

1産業ガス製造プラントの省エネ化

電力使用量の大きい産業ガス製造プラントにおける、エネルギー利用の効率化や省エネ機器の導入などによる省エネ化を進めます。

2自社工場への太陽光パネルの設置・LED照明の導入

全国のLPガス充填所や産業ガスセンターおよび販売拠点への太陽光パネルの設置やLED照明の導入を進めます。

3再生可能エネルギー由来の電力の導入

事務所や研究所などで使用する電力を再生可能エネルギー由来の電力に切り替えていきます。

4配送の合理化

LPガス、産業ガスなどの配送の合理化を進め、CO2削減に努めます。

5植林事業などによるクレジットの活用

豪州でのミネラルサンド鉱区跡地での植林事業や各種クレジットの活用について検討を進めます。

CO2削減貢献量

事業活動を通じてCO2排出削減に貢献しています。LPガス・LNGへの燃料転換、燃料電池自動車(FCV)への水素供給、バイオマス燃料(PKS)およびバイオマスPET樹脂などの拡販により、2020年度は約42万tのCO2排出削減に貢献しました。今後もクリーンエネルギーなどの拡販と開発に積極的に取り組み、温暖化防止に貢献していきます。

製品・サービス 削減のコンセプト
LPガス・LNGへの燃料転換 重油などからLPガス・LNGに燃料転換することによりCO2排出量の削減に貢献する
FCVへの水素供給 FCVやFCバスに水素を燃料として供給することによりCO2排出量の削減に貢献する
バイオマス燃料(PKS) 再生可能エネルギーのバイオマス(植物由来の有機性資源)による発電によりカーボンニュートラルを推進する
バイオマスPET樹脂 PET樹脂にサトウキビ由来の原料を使用することにより製造や廃棄・焼却時のCO2排出量の削減に貢献する