岩谷産業株式会社
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2003年03月24日(月曜日)

家庭用燃料電池向けLPガス改質装置の開発状況
プロトタイプ装置の連続自動試験運転を1月より開始・順調に稼働
岩谷産業株式会社

 岩谷産業株式会社(本社:大阪・東京、社長:牧野明次、資本金:200億円)は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)(理事長:牧野 力)から受託((財)エルピーガス振興センター(理事長:吉田 清)との共同受託)を受けて進めていた家庭用燃料電池システム向けLPガス改質装置のプロトタイプの連続自動試験運転を、本年1月より開始しました。
 このプロトタイプは、実際の使用情況にあわせた運転によって、システムの最終的なイメージを明確にすると共に、各要素技術の改良を進めることを主目的として計画されたものです。現在までのところ計画通りの成果を挙げています。

 LPガス改質装置の開発は、NEDOが、平成13年度より進めている「家庭用LPガス燃料電池システム開発事業」向けの実用運転状況に合わせた性能検証することを目的としています。
 今回、連続自動試験運転に入ったプロトタイプは家庭用1kWの燃料電池との連係を想定したもので、脱硫装置、微量COの除去装置を備え、燃料電池からの運転情報により自動制御できる構成になっています。

 開発を進めているLPガス改質装置はメンブレンリアクター方式で、LPガスを水蒸気で改質すると同時に、改質触媒層に接して設けたメンブレン(薄膜)で水素のみを取り出すシステムになっています。このため、より多くの水素を生成する側に改質反応が移行し、効率よく水素を取り出すことができます。

 メンブレンリアクターでは、従来の改質方法に比べ150℃程度低い反応温度で75%の改質水素濃度が得られるため、水素の生成効率が高まります。更に、メンブレンを透過した水素は99%以上の高濃度になります。

 高濃度水素による燃料電池発電では、通常の改質ガス(水素濃度約75%)による発電効率よりもかなり高くできる他、発電システムの立ち上げ時間の短縮や運転制御の大きな障害となっているCOシフト反応が不要になる等の特長があり、装置の高効率化、小型化に寄与します。また、LPガスの蒸気圧を利用することでブロアー、圧縮機等を省くことができ、消費動力やメンテナンスを低減するよう設計されています。

 このほど、LPガス改質装置プロトタイプの連続自動試運転に入ったことにより、システムや要素技術の改良を進めると共に燃料電池との連係運転を行い、家庭用燃料電池システムの早期実用化を目指します。

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