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2002年02月07日(木曜日)

国内初の本格的水素供給ステーションが完成
2月7日、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が、平成11年度より「水素エネルギー利用技術開発(第II期)」における水素利用技術の一つとして進めてきた、天然ガス改質型水素供給ステーションが完成し、その竣工記念式典が建設場所である大阪ガス(株)酉島技術センター内で行われた。

式典は、(財)エンジニアリング振興協会の主催で、経済産業省資源エネルギー庁・新エネルギー対策課伊藤 仁課長、NEDOなどの官公庁・団体および当社より牧野社長、森、吉良両常務をはじめとする関係企業の代表約150名が出席した。そして水素供給ステーションとして、日本で初めての燃料電池自動車(トヨタ、ダイハツ、日産、ホンダ)への水素充填作業も行われるなど、水素エネルギー時代の到来を予感させるものとなった。

■水素自動車普及に向けた整備に大きな一歩
水素を燃料とする車には、水素を直接燃焼させる内燃機関方式と水素と空気中の酸素を反応させて発電する燃料電池を用いるものがあるが、今回集結した各社の自動車は後者のタイプである。
燃料電池自動車は、その排ガス性状がクリーンで静粛性が特長であり、次世代自動車の本命とされ、世界の大手自動車メーカーが熾烈な開発競争を繰り広げている。
2003〜2004年には、市場投入されると予想されているが、その普及には自動車や燃料電池本体だけでなく、インフラや法規制、燃料となる水素の製造、供給方法など多方面にわたる整備が必要となる。
今回、完成したこの水素供給ステーションは、数年後には始まる燃料電池自動車の普及に必要となる水素インフラを作る技術、すなわち、ステーションの構成機器・制御システムの設計や安全対策の最適化、水素充填条件の最適化、信頼性・安全性の検証を行うことを目的とした実験用設備として建設されたものである。
また、水素は天然ガス以外の燃料からも、水の電気分解でも製造可能であるが、このステーションは、都市ガスである天然ガスを原料とし、設備内で改質して水素を製造するオンサイト型である。

■当社が中心となり、協力3社の技術力が結集
この水素供給ステーションの設備については、(財)エンジニアリング振興協会より再委託を受けた当社が、全体のシステムエンジニアリングと機器の取りまとめを行い、水素製造部(能力は実用規模の十分の一程度に相当する30NM3/H)となる改質器・PSA式精製装置を大阪ガス(株)が、また水素吸蔵合金を搭載した燃料電池自動車用として一MPaG未満の低圧で水素を貯蔵する水素吸蔵合金貯蔵設備は日本重化学工業(株)が担当した。 そして、岩谷瓦斯(株)がこの水素吸蔵合金搭載車に水素を急速充填するための冷却装置と、高圧水素タンク搭載車に水素を充填するため、40MPaGまで昇圧する圧縮機、昇圧された水素ガスを蓄える蓄圧器、および25MPaG・35MPaGの2種の圧力で供給するディスペンサーなどを担当、開発した。
安全面では、機器のパッケージ内で水素が万一漏れてもすぐに排出する強制換気、水素漏洩検知装置、ステーション全体をカバーするキャノピー下の火炎検知装置、感震装置、および機器の異常時の緊急停止、インターロックシステムなど安全運転のために万全の対策がとられている。

なお、この水素供給ステーションは、平成15年度(平成16年3月末)まで運転試験を行い、この間、システムのエネルギー効率評価、および各種性能パラメーターの経時変化確認等の実用化に必要な試験研究を行うほか、安全運転システムの確認を行う計画である。

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