“暮らしの基盤”を支え続ける信念

堀川 聡SATOSHI HORIKAWA

海外調達部 シニアマネージャー
1998年入社

image

責務責務

如何なる場合でも安定供給を確約

海外調達部に所属する堀川のミッションは海外からLPガスを輸入することである。
LPガスは石油や天然ガスと同様、日本国内での生産は限られる為、需要の多くは中東や米国などからの輸入で賄われている状況にある。イワタニにおいても、サウジアラビアやUAEの国営石油会社や、あるいは米国のLPガス輸出業者から4万5千トン積みのタンカーでLPガスを調達している。海外より輸入されたLPガスは日本全国に4ヶ所ある1次基地にて貯蔵し、その後、国内各地の2次基地、3次基地に輸送し、ボンベに充填された後消費者に届けられる。4万5千トンのLPガス量を言い換えると、ひと月あたり家庭の軒先にある50㎏のボンベで90万本分、標準的な家庭で約230万世帯分の消費量に相当するため、LPガスがもし供給できなくなると、多くの方の生活に支障をきたしてしまう。そのため堀川は、「社会に対する影響力の大きさを自覚しているからこそ、日々の業務では緊張感を持ち、生活に欠かせないエネルギーインフラを守り続けています。」と語る。

供給元の一つである中東の国々には、紛争や政変など地政学的リスクが常に存在している。もちろん、イワタニと中東のサプライヤーとの間には1980年初頭から取引を継続している強固な信頼関係がある。どんな時でも安定供給を確約してくれる相手との関係性維持こそが重視されるべきポイントだ。しかし近年、LPガスを取り巻く環境が変化しつつあるのも事実である。
「実際にサウジアラビアでは、LPガスを他国へ輸出する事より、国内の石油化学産業で消費することを優先する傾向にあります。また、中国やインドといった新興国における需要が急増しているため、LPガスの確保が困難になるケースもあります。
このような環境の変化に対応する為に、最近ではシェール革命によりLPガスの生産量が大幅に伸びた米国からの調達も開始し、安定供給を確固たるものにすべく供給の多様化を推し進めている。低コストでの調達と安定供給の実現。そのためには新しい仕入れソースにも目を向けながら、既存の供給先との関係を維持することがベストです」と堀川は言う。

熱意熱意

日本の社会を支えているという責務こそがこの仕事の真髄

2011年にイワタニは、中東サプライヤーとのさらなる関係性の強化を目的として、アブダビに再度事務所を構えることになり、その初代駐在メンバーに堀川は選ばれた。
堀川が駐在を通して実感したことは、
「現地のサプライヤーとの距離の近さは、人間関係を強化する上で重要であるということだ。
以前はメールや電話でしかコミュニケーションが取れず、また迅速に対応できないことがあったが、駐在することで相手と円滑にコミュニケーションをとることができ、今まで以上に仕事が進むようになった」と堀川は語る。駐在を始めてから具体的にサプライヤーから評価されたポイントは“自分たちが生産したLPガスがどのように使用されているのかが分かり易い”という点だ。
イワタニだけが輸入から販売まで一貫して取り組んでいることを強みとして打ち出していたが、
直接現地で堀川が供給体制を説明することで、信頼を得ることが出来て高い評価を得ることができたのだ。

このビジネスの魅力を問うと、堀川は苦笑いをしながら答えた。
「巨大タンカーを駆使して、大量にLPガスを輸入するというようなダイナミックなイメージがあるかと思います。しかしそういったダイナミックさの裏には細かい業務の積み重ねや、思い通りにならない苦労が多々あります。それをいかに調整し、コストを抑えて安定供給を継続するかが重要なのです。お客様に当たり前の安心・安全を供給し続ける。LPガスというインフラの、“一番源流の部分を担っている”という自覚が、私のやりがいに繋がっています」。

to top