イワタニの歴史

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創業期 創業から会社基盤の確立まで

  • image02写真中央が岩谷直治
  • image03岩谷直治商店
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岩谷産業の創業者である岩谷直治は1903年(明治36年)島根県安濃郡長久村(現在の大田市長久町)に生まれました。小学校の時にダーウィンの進化論に出会い、「適者生存。進化というものは環境の変化に適応することにより成される」という言葉に感銘を受けます。これがきっかけとなり、後にイワタニの企業理念「世の中に必要な人間となれ、世の中に必要なものこそ栄える」が生まれたのです。
1930年(昭和5年)溶接材料を扱う溶材商として「岩谷直治商店」を創業。主に、酸素やカーバイトを扱い、現在の産業ガス・機械事業にあたる事業を行っていました。
この時代、荷物を運ぶ手段としては馬車やリヤカーが通例でしたが、迅速に溶接材料を運ぶために、自転車やオートバイを業界に先駆けて導入し物流と配送を合理化。物流費の削減にもつなげるなど、お客さまに適正な価格で販売することに努めました。
また当時、溶接に必要不可欠だったカーバイドが値上がりすると予想した直治は、決して売り惜しみすることなくお客さまに値上がりすることを事前に伝え販売していました。
こうした直治の行動が「正直商法」として顧客の信頼を勝ち取り、販路を拡大していきました。
このように順調に商店を成長させ1945年(昭和20年)にはついに岩谷産業株式会社を設立。戦時中は二度の大空襲に巻き込まれ本店が焼失し、窮地に追い込まれますが、「得意先があるかぎり商品をお届けする義務がある」という強い責任感の下、直治は会社の建て直しに奔走しました。

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成長期 プロパンガスとの出会いから水素エネルギーのパイオニアへ

  • image05ガスボンベ
  • image06カセットこんろ
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なんとか会社を建て直し、経営も軌道に乗って来た1952年(昭和27年)、直治は当時イタリアで販売されていた“プロパンガス”と出会います。当時、台所での煮たきがまだ薪で行われていた日本に「台所革命」を起こせると直治は確信し、翌年プロパンガス事業に乗り出すことを決めました。新たな挑戦に挑もうとする直治の決断には多くの反対がありました。しかし「だれもやらないことをやる」という直治の経営哲学から、周囲の声を押し切る形で事業を立ち上げ、情報収集や海外視察を積極的に実施。当時は“プロパンガス”の名前がまだ一般的に知られておらず、「マルヰプロパン」のブランド名で宣伝カーを走らせるなど、一般家庭への認知度向上に努めていました。しかし、なかなか一般家庭へは普及しませんでした。行き詰まっていた直治は、大人数の食事を扱う温泉宿や旅館の厨房にターゲットを転換。この戦略が功を奏し、次第に全国の一般家庭へも普及。直治の描いた「台所革命」は見事現実のものとなりました。1953年にわが国初の全国販売を開始して以来、現在では当社のLPガスは全国310万世帯の暮らしを支えるとともに、2011年の東日本大震災を教訓に「災害に強い分散型エネルギー」として改めてそのメリットが見直されています。

プロパンガス以外の分野では時を同じくして、1952年にパイプの一種である塩ビパイプの取り扱いを開始。1960年には安全かつ大量に雛を育てることができる機械「ブルーダー」の取り扱いを開始し、これらが、後のマテリアル事業、自然産業事業の礎となりました。
プロパンガスも順調に普及が進んでいた1958年。「いずれ枯渇する石油などのエネルギーに代わる、次世代のエネルギー」として、いち早く“水素”の製造に着手。大阪水素工業を設立し、水素の製造を開始しました。当時から直治は「水素こそ究極のエネルギー」と考え、常に未来を見て事業を行っていました。
直治が着手し現在まで拡大してきた事業の数々は世の中に必要なものは何かを考え、だれもやらないことを一つひとつやってきた結果と言えます。

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現在そして未来へ 次の時代に向けて新たな一歩を

  • image08ヘリウムコンテナ
  • image09甲賀エナジー
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地球温暖化が大きな問題と考えられている現在、水素エネルギーは最もクリーンなエネルギーとしてさらなる期待をされています。イワタニは「水素のリーディングカンパニー」として強固な事業基盤を基に構造改革や投資を実施。国内初の商用水素ステーションを建設するなど水素インフラの整備も積極的に取り組んでおり、日本だけでなく、世界、地球全体の次世代を見据えた事業展開を行っています。
「だれもやらないことをやる」精神で挑戦を続け、世の中を変えていく。脈々と受け継がれてきたその精神は、今も一人ひとりの社員にもしっかり根付き、未来を切り拓く原動力となっているのです。

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