岩谷産業株式会社
サイトマップ | 利用規約 | 個人情報保護について | Iwatani Corporation english site
トップページ>ニュースリリース
ニュースリリース
ニュースリリース
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2011年
2010年
2009年
2008年
2007年
2006年
2005年
2004年
2003年
2002年
2001年
2000年
2005年01月27日(木曜日)

川崎重工業(株)による液体水素コンテナの長距離・公道輸送に協力
液体水素大量輸送時代へ向け、可能性が拡がるコンテナ物流
岩谷産業株式会社

岩谷産業株式会社(本社:大阪 ・東京、社長:牧野明次、資本金:200億円)は川崎重工業(株)が開発した高性能液体水素コンテナによる、国内初の水素ステーションへの液体水素長距離輸送試験に協力いたしました。このコンテナは川崎重工業(株)が経済産業省および新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託を受け開発したもので、今回の長距離輸送は同研究開発における公道走行試験として川崎重工業(株)が行い、イワタニグループが輸送を担当したものです。本公道走行試験では、岩谷瓦斯(株)尼崎工場で製造された液体水素を、当社の物流部門である岩谷物流(株)が、有明水素ステーションまで輸送、1月21日(金)午後8時に尼崎を出発し、22日(土)午前9時に有明に到着しました。
尚、輸送にあたっては、(財)エンジニアリング振興協会が実施する「燃料電池自動車用水素供給設備実証研究」に参画している昭和シェル石油(株)、新日本製鐵(株)および東京都環境局による「水素供給ステーションパイロット事業」の協力を得て実施されました。


液体水素は容積が常温常圧の水素ガスの約800分の1であり、圧縮ガスや吸蔵合金など他の貯蔵・輸送形態と比べ、大量貯蔵・輸送に有利と考えられています。川崎重工業(株)では(1)コンテナによる流通はローリーと異なり、需要地における貯蔵容器として留め置くことができる。(2)ISO規格に準じたコンテナ形態を採用することで、陸上・海上・鉄道一貫輸送へ適用の可能性を持っており、液体水素の大量輸送に有効な物流形態となる。(3)水素需要地の状況に応じた供給形態の新たな選択肢となる。 ― という観点から本コンテナの開発に取り組んできたものです。
当社といたしましても、燃料電池自動車の普及のためのインフラ整備に向け大きな可能性があるととらえ、コンテナ用の専用台車の開発や物流面での協力をいたしました。

現在、国内の液体水素の商用プラントは岩谷瓦斯(株)尼崎(兵庫県)、太平洋液化水素(株)(大分県)の2ヶ所であり、またJHFCプロジェクトにおける実証プラントとして、新日本製鐵(株)(千葉県)に1ヶ所となっています。
その中で当社は将来の燃料電池車向け水素供給インフラの整備に向け、平成16年4月に(株)ハイドロエッジを設立、大阪府堺市に平成18年4月運転開始予定にて、国内最大級の液体水素製造設備を建設中です。
水素の国内トップメーカーである当社は、従来からも液体水素ローリーによる国内輸送を行なってきました。液体水素は、液化炭酸ガスや液化アルゴン、液化窒素など他の液化ガスよりも更に温度が低いため、輸送時のハンドリング上の難しさがありますが、今回の輸送にもそのノウハウを活かして側面から協力したものです。今回の輸送成功を皮切りに、川崎重工業(株)の協力をいただきながら、コンテナ輸送の普及・実用化に向けて、今後も、国家プロジェクト等への積極的な取り組み、水素供給インフラの整備に引き続き注力してまいります。

【参 考】

※ 有明水素ステーション
JHFCプロジェクトのステーションの一つとして、また東京都環境局の「水素供給ステーションパイロット事業」におけるステーションとして、当社と昭和シェル石油(株)が共同で受託したものです。本ステーションは、液体水素と圧縮水素の双方の充填が可能な日本初のステーションで、一昨年6月より運営を開始しました。

※ JHFCプロジェクト
JHFCプロジェクト(水素・燃料電池実証プロジェクト)は、経済産業省固体高分子形燃料電池システム実証等研究補助事業の内、「燃料電池自動車実証研究(実施者:(財)日本電動車両協会)」と「燃料電池自動車用水素供給設備実証研究(実施者:(財)エンジニアリング振興協会)」から構成されるプロジェクトで、日本初の大規模な燃料電池自動車公道走行試験であるとともに、多様な原料による水素ステーション等を建設・運用する世界初の取り組みです。
当社は有明水素ステーションおよび横浜・鶴見水素ステーションの運用をそれぞれ昭和シェル石油、鶴見曹達と共同で実施しています。

このページのトップへ