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2004年07月07日(水曜日)

〜世界初、スポット溶接の常識を覆す〜
「片側・低加圧」のワンサイドスポット溶接機『ロボマスタ』
岩谷産業(株)と愛知産業(株)が共同開発
岩谷産業株式会社

岩谷産業株式会社(本社:東京・大阪、社長:牧野明次、資本金:200億円)と愛知産業株式会社(本社:東京、社長:井上裕之、資本金8500万円)は低加圧で片側から溶接するワンサイドスポット溶接法を共同で開発、製品化いたしました。岩谷産業が総代理店として6月1日より独占販売をしております。商品名は「ロボマスタAS-1」。価格は1台490万円。初年度販売目標100台。

従来のスポット溶接は、溶接対象の母材を重ね合わせ、上下2方向から電極で挟みこみ、高い圧力で加圧する必要がありました。「ロボマスタ」はこれまでの常識を覆し、片側からの電極のみで、極めて低加圧での溶接が可能となり、ロボットなどの自動機にも搭載可能です。溶接作業の幅を広げる従来にない技術として、幅広い製造分野での需要が期待できます。


■ロボマスタの特長■
一般的なスポット溶接機では、溶接の強度や仕上がり精度を落とすスパッタ(チリ)を防ぐために200〜300㎏/Cm2の圧力を加えますが、ロボマスタでは溶接時に流す電流の波形を千分の一秒単位で制御することによりスパッタを抑制し、低加圧での溶接を可能にしました。また、片側からの溶接の為、溶接ガンがシンプルかつコンパクトな構造で良く、従来のようなガンが不要となるため、ガンの費用を大幅に削減できます。

■ロボマスタで拡がる設計の自由度と作業性の大幅向上■
スポット溶接では、接合する2枚の板の隙間をなくすために加圧が必要となります。「ロボマスタ」でもそのための加圧(人間が手で押す程度=10〜30㎏程度)は必要ですが、従来200㎏〜300㎏/Cm2の加圧が必要であったのと比べ格段に小さな加圧で済みます。この低加圧と片側からのワンサイドスポット溶接により、
 1.溶接作業を支える治具やスポット溶接ガンを小型・軽量・簡略化できる。
 2.溶接ガンを小型化できたことで、従来溶接ガンが入らなかった筐体(箱状)製品の内側
   からの溶接が可能となる。
 3.内側からの溶接により、表面に溶接あとがつきにくく、余分な研磨作業等が省ける。
 4.ロボットに作業工程を入力する(記憶させる)ティーチング作業が大幅に軽減される。
 5.ロボットの動線が簡略化でき、作業スピードが向上する。
等のメリットがあり、従来高い加圧をかけることを前提として組まれていたスポット溶接を、設計段階から見直し、より自由度が高く作業性の高い生産ラインを組むことができます。これによって、生産性10%以上の向上、治具・ガン製作費大幅削減、生産立上期間短縮、設計工数削減、他が可能となり、省力化や生産コストダウンに大きく貢献します。

■自動車分野がメインターゲット■
スポット溶接の対象は、板厚が0.2ミリ〜3.0ミリ程度の薄板で、普通鋼板をはじめ亜鉛メッキ鋼板、ステンレス鋼板、高張力鋼板を多く使用する自動車ボディや鉄道車両のような大型の筐体、冷蔵庫や自動販売機の筐体、スチール家具など多くの分野で用いられています。
中でも自動車業界では、ボディ製造上の主要接合技術として欠かせない溶接方法であり、また、スポット溶接打点も1台当たり数百ヶ所にも上ります。自動車の製造ラインは現行の溶接手法で最も効率が上がるよう設計されていますが、ワンサイドスポット溶接という新しい選択肢が加わったことで、設計の自由度が高まり、従来に無い生産方法を組める可能性が拡がります。当社としても、従来から得意とするロボットとロボマスタの組合せを軸に、自動車分野への提案に力を注いでまいります。

■愛知産業との共同開発体制■
愛知産業は創業77年の溶接関連の老舗企業として、世界の一級品を取り扱う輸入商社であるとともに、傘下に機器製作会社をもち、特殊溶接機器メーカーとしてのポジションを確立しています。
岩谷産業は溶接ロボットの販売に実績があり、多くのノウハウを蓄積しております。
岩谷産業と愛知産業は約2年にわたり、ワンサイドスポット溶接の開発・実証を共同で進めてまいりました。ワンサイドスポット溶接は従来、本溶接前の仮止め工程や試作ライン等では使用されていましたが、実用ラインでの展開に向けては、ロボットへの搭載が不可欠であり、そのために、信頼性の実証、一分間の溶接打点数の向上、ケーブル長の延長、ロボットとの溶接条件等の調整を要しました。
ロボマスタでは、実用に則し対象物の厚さや電流の強さ、通電時間などの溶接条件を、事前入力で最大256パターン記憶させることが可能です。また、アップスロープ、ダウンスロープやプレヒートといった通電パターンや、一回の溶接で1パルス〜数パルス通電も可能です。これらの制御は、パソコン上の専用ソフトで簡単に作成でき、またケーブルの接続により、溶接機へのセーブや溶接機からのロード-が可能となっています。

■ウエルディングショーへ出展■
7月14日〜17日、大阪南港のインテックス大阪で開催される「第35回国際ウエルディングショー」ではこのロボマスタをはじめ、イワタニグループの取り扱う各種溶接・溶材関連製品を出展致します。是非ご来場ください。

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