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2003年12月24日(水曜日)

ロータリーバルブ方式のコンパクトな水素PSAを発売
カナダのクエストエア社と販売契約締結
岩谷産業株式会社

 岩谷産業株式会社(本社:東京・大阪、社長:牧野明次、資本金:200億円)は、クエストエア・テクノロジーズ・インク(本社:カナダ・ブリティッシュコロンビア州バーナビー、CEO社長 Mr. Jonathan Wilkinson、資本金80百万カナダドル)との間で、同社が製造するロータリーバルブを採用した画期的な水素PSA(圧力スイング吸着精製装置=後述)の販売契約を締結した。契約期間は3年間で、販売地域は日本、東アジア、東南アジアの計11ヶ国。平成16年1月から販売を開始する。

 また、当社はエムジーシー・エンジニアリング株式会社(本社:新潟、メタノール改質装置メーカー)とバブコック日立株式会社(本社:東京、天然ガス改質装置メーカー)と共に、メタノールと天然ガスから発生・改質された水素を用いてクエストエア社の水素PSA実証試験を重ねてきたが、本契約の締結により、当社は改質装置と精製装置の販売と技術サービスを一貫して提供できる。
 日本を筆頭にアジア地域は工業用、燃料電池関連等水素の成長市場と見られている。水素のトップメーカーであるイワタニは、この契約締結を機に今後日本のみならずアジア各国への幅広い水素PSAの普及を促進したい。

 クエストエア社の水素PSAは、能力10 Nm3/h – 2,000 Nm3/h、製品水素純度 99.999%となっている。100 Nm3/hまでは超小型モデルの「H-3200」、これを超えるものはコンパクトモデルの「HyQuestor」で対応する。設置スペースについては、100 Nm3/hまでは1.1m x 1.4mという超小型化を実現した。従来の多数のバルブを使用したPSAと異なり、二つのロータリーバルブを採用したことにより、操作性の向上、メンテナンス時間・コストの著しい低減、改質装置と合わせた全体コスト削減を実現した。

【参考資料】

1.PSAとは
圧力スイング吸着と言われるガス精製方式。圧力切り換えにより吸着と脱着を繰り返してガスを精製する。水素精製の場合、改質装置から供給される不純物を含む粗水素ガスに圧力をかけて特殊な吸着剤を充填した吸着塔を通過させることにより、不純物を吸着剤で取り除き純水素を製品として取り出し、また、塔内の圧力を下げて不純物を吸着剤から脱着させ、吸着塔内の吸着剤を再生する。

2.従来のPSAとの違い
従来のPSAは圧力を切り替える際に多数のバルブによる操作を必要としていたが、クエストエア社のPSAは二つのロータリーバルブを用いるだけで済む画期的な設計により、操作性・保守性の向上、小型化、低コスト化を実現した。

3.QuestAir Technologies Inc. について
クエストエア・テクノロジーズ・インクは、カナダのバンクーバー郊外のバーナビーに本社事務所・工場・研究施設を持ち、従業員は約100名、その殆どがエンジニア、科学者という技術・開発を志向したベンチャー企業。特許権を有する独自のロータリーバルブを含むガス精製技術を確立し、製品は工業用水素製造、定置式・車載式燃料電池等の既存・新興の世界市場に採用されつつある。主要株主は、燃料電池メーカーのバラード・パワー、シェル・ハイドロジェン、BOCグループ、証券会社・年金基金等機関投資家など。

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