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京都府内産京野菜の冷凍加工事業へ参画
岩谷産業独自の冷凍技術「フレッシュ・アイ製法」により鮮度、おいしさを追求

 

岩谷産業株式会社(本社:大阪・東京、社長:野村雅男、資本金:200億円、以下:岩谷産業)は、農業生産法人こと京都株式会社(以下:こと京都)との共同出資により、2015年12月1日に、こと京野菜株式会社(以下:こと京野菜)を設立いたしておりますが、冷凍加工した京野菜を2017年から製造出荷開始予定です。

こと京野菜は、農林漁業者であること京都と、パートナー企業である岩谷産業による共同出資で設立された六次産業化事業体です。六次産業化事業体とは、農林漁業者が生産した農林水産物等の加工・販売などを通じて、農林漁業の振興と地域経済の活性化をめざすものです。こと京都、京都府内JAなどが生産した京野菜を、岩谷産業が有する独自の冷凍技術「フレッシュ・アイ製法」を用いて、2016年12月に京都府亀岡市に新設予定のこと京野菜工場で冷凍加工します。京都府産京野菜の生産・冷凍加工までを一貫して手掛けることが今回の事業の特長です。

なお、2016年3月10日には、農林水産業投資事業有限責任組合(以下:JA6次化ファンド、)、およびきょうと農林漁業成長支援ファンド投資事業有限責任組合(以下:きょうとファンド)による、こと京野菜への出資が決定しています。

岩谷産業は「フーズランド」のブランド名で冷凍食品事業に1974年より参入して、約300品目の冷凍野菜・水産加工品・畜肉加工品の輸入販売を行っています。2002年に岩谷産業が開発した冷凍野菜の鮮度、おいしさ、栄養価を保持する「フレッシュ・アイ製法」を用いた高品質な冷凍野菜は、大手外食チェーン、惣菜加工会社などから高い評価を受けています。

岩谷産業は、本事業を通じてブランド力のある京野菜をいつでもおいしく食べられるという高付加価値を武器に岩谷産業、こと京都の国内販路を生かした販売戦略を進めます。また、和食のユネスコ無形文化遺産登録や環太平洋経済連携協定(TPP)の大筋合意を契機に、岩谷産業の海外ネットワークを生かした海外市場開拓と伝統ある京野菜の普及拡大に貢献してまいります。

 

 

こと京野菜会社概要

会  社  名 こと京野菜株式会社
所  在  地 京都市伏見区横大路下三栖里ノ内30番地
代  表  者 山田 敏之 (こと京都㈱代表取締役)
資  本  金

8,000万円

※JA6次化ファンド、きょうとファンド出資完了後の金額

設        立 2015年12月
事業内容 京野菜を原料とする冷凍野菜の製造販売
出  資  者

JA6次化ファンド:37.5%、こと京都:25.1%、岩谷産業:24.9%、

きょうとファンド:12.5%

 

 

事業スキーム