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被災地にガス空調設備(ガスヒートポンプエアコン(GHP))を寄贈
~「サウジアラムコ-岩谷産業 緊急災害時LPガス支援基金」~

岩谷産業株式会社

 

サウジアラビア国営石油会社サウジアラムコ(社長:カーリッド A アルファレ)と岩谷産業株式会社(社長:牧野明次)が2009年3月に共同で設立した「サウジアラムコ-岩谷産業 緊急災害時LPガス支援基金」(以下、「支援基金」)は、岩手県釜石市等の被災地に対してガス空調設備(GHP:ガスヒートポンプエアコン)を寄贈しました。

7月5日には釜石市の避難所でガス空調設備が稼動し、7月末には全ての設置工事が完了する予定です。

 

【被災地での暑さ対策・節電対策のために】

今回、被災地での暑さおよび節電対策に少しでも役に立ちたいとの思いから、「支援基金」を活用して避難所や公共施設にガス空調設備を寄贈させていただくこととし、順次設置しています。

設備を導入する施設と機器の冷房/暖房能力は以下の通りです。

 

(1)岩手県釜石市 「働く婦人の家」(釜石市小川町4-2-5)

  GHP25馬力(冷房能力71kW/暖房能力80kW) ×2台

 

(2)岩手県釜石市 「旧観光センター」(釜石市大平町3-9-1)

  GHP16馬力(冷房能力45kW/暖房能力32kW) ×2台

 

(3)岩手県大槌町 「仮設庁舎」(上閉伊郡大槌町上町1-3)

  GHP10馬力(冷房能力22kW/暖房能力25kW) ×7台

 

(4)宮城県石巻市 「総合福祉会館うしお荘」(石巻市流留字七勺21番地)

  GHP10馬力(冷房能力:22kW/暖房能力25kW) ×1台

 

 

【サウジアラムコ-岩谷産業 緊急災害時LPガス支援基金】

(1)趣旨

「支援基金」は、日本国内で地震や台風など大規模な自然災害が発生した場合に、被災地に緊急支援物資としてカセットこんろおよびカセットボンベを無償提供することを目的として設立いたしました。今回は、東日本大震災の被災規模が甚大であること、被災地の夏場の暑さ対策や節電対策が緊急を要すること等を踏まえて、「支援基金」の適用範囲を拡大して寄贈を決定いたしました。

 

(2)概要

①出資金 :2,000千ドル(サウジアラムコと岩谷産業の折半出資)

②東日本大震災での支援:カセットこんろ約22,000台、カセットボンベ約120,000本等