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LPガスで、今夏の節電25%を目指す
東京本社ビルの空調を一部「ガスヒートポンプ方式」に変換

岩谷産業株式会社

 

岩谷産業株式会社(本社:東京・大阪、社長:牧野明次、資本金:200億円)は、今夏の節電対策の一環として、東京本社ビル(港区)の空調システムの一部を、従来の電気によるEHP方式からLPガスによるガスヒートポンプ(GHP)方式に変換致します。そのための空調およびLPガス供給設備の工事を6月中旬より実施しておりましたが、7月4日よりその運用を開始致します。
これにより約150kW(キロワット)の消費電力削減を見込むことができ、運用面による他の節電と併せて、7~9月において約25%の削減を目指します。

 

今夏の大幅な電力不足を避ける目的で、経済産業省より大口需要家(契約電力500kW以上の事業者)として当社東京本社ビルは、電気事業法第27条に基づく、以下の内容で電気の使用制限を求められております。

 

 ・電気使用期限の期間:平成23年7月1日~9月22日  平日9時~20時
 ・電気使用制限に関する指定電力値:696kW(昨年の使用電力上限値)
 ・使用できる電力の限度:592kW(15%削減)

 

当社は、GHP導入を基本とした節電を通して上記基準をクリアすべく努力してまいります。

 

■GHP設備■

 ・ガスヒートポンプエアコン室外機 25馬力相当 7台
 (屋上に6台、1階敷地内に1台(既設と併せて計2台)設置)

 ・ガスヒートポンプエアコン室内機 冷房3.6kW 暖房4.0kW 31台
 ・ガスヒートポンプエアコン室内機 冷房7.1kW 暖房8.0kW 54台

 

■LPG特定供給設備■

 円筒縦型地上式バルク貯槽 2.9トン

 

 

◆GHPとは?
ガスヒートポンプエアコンの略称です。ガスエンジンでコンプレッサーを駆動して、冷暖房を行うシステムです。電気式はEHP(エレクトリックヒートポンプエアコン)と称され、コンプレッサーを電気モーターで駆動させます。この動力源の違いによって省電力効果が生まれます。

 

 

▲GHP室外機                                                      ▲LPG特定供給設備