岩谷産業株式会社
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株主・投資家の皆さまへ

牧野明次 社長

株主・投資家の皆さまには、平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。


当社は創業以来、「世の中に必要な人間となれ、世の中に必要なものこそ栄える」を企業理念として掲げ、常に世の中が求める新しい価値、お客さまが求める価値の創造に努め、社会に貢献することを目指してまいりました。


LPガスを中心とするエネルギー事業は、1953年に日本で初めてLPガスの本格的な普及に取り組み、1980年に堺LPガス輸入ターミナル(8万トン)、1994年に鹿島共同備蓄LPガスターミナル(22.5万トン)などを稼働させるとともに、川下分野では全国100ヵ所以上の配送拠点を有し、日本全国310万世帯にLPガスを供給するなど、斯界のパイオニアとして半世紀以上にわたってLPガス市場をリードしております。一方、創業以来の伝統を有する産業ガス事業は、全国に総合ガスセンターを有するとともに、1977年、堺市に酸素、窒素、アルゴンの大型空気分離プラントを建設してメーカーポジションに参入後、これまでに全国に9ヵ所、海外2ヵ所の空気分離プラントを展開しています。


2006年4月に稼働を開始した大阪府堺市の「(株)ハイドロエッジ」は、LNGの冷熱を利用して、酸素、窒素、アルゴンの空気分離ガスと液化水素を製造する日本で初めての複合型プラントであり、需要が拡大する空気分離ガスの供給力の強化を図るとともに、液化水素の供給インフラを他社に先駆けて整備しています。また、2009年7月には、千葉に東日本初となる液化水素製造プラントが稼働しましたが、今後も液化水素を安定的に大量供給できる体制を構築してまいりたいと考えております。究極のクリーンエネルギーである水素については、日本のリーディングカンパニーとして、将来の水素社会の実現に向けた取り組みを、今後もなお一層強化いたします。


また当社は、2010年5月5日に80周年を迎え、2013年3月期を最終年度とする中期経営計画(PLAN12)を策定しました。経営目標を「成長力の強化」及び「安定した財務基盤の確立」とし、2013年3月期の具体的な数値目標を、経常利益180億円、ROA(総資産経常利益率)4.5%以上、連結有利子負債1,500億円以下、有利子負債依存度40%以下として、グループをあげてその実現に取り組んでいます。「世の中に必要とされる企業」を目指して、今後とも引き続き企業価値の向上に取り組んでまいります。


株主・投資家の皆さまには、より一層のご理解とご支援を賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。



代表取締役社長
牧野明次