水素エネルギーハンドブック第6版
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7当社は、世界のエネルギー・運輸・製造業のリーディングカンパニ一81社(ステアリング・メンバー39社、サポーティング・メンバー37社、イベスターグループ・メンバー5社)(2020年1月現在)で構成するHydrogen Council(水素協議会)に、ステアリング・メンバーとして参画しています。Hydrogen Council は、2017年1月、世界初の水素に関するグローバル・イニシアチブとして、同年のダボス会議(世界経済フォーラムの年次総会)にて発足。パリ協定(2015年)で合意された気候変動に関する目標達成に向け、各国がさまざまな取り組みを行う中、使用時にCO2を排出しない水素は、クリーンで低炭素なエネルギーシステムへの移行に重要な役割を果たすことが期待されています。2017年11月、ドイツのボンにおいてHydrogen Councilのステアリング・メンバー18社のトップが一堂に会した2回目のCEOミーティングを開催。世界の二酸化炭素排出量削減に向けて水素技術が重要な柱となることを改めて確認するとともに、各国の政府関係者と意見交換を行い、政策についての認識を共有。低炭素エネルギーヘの転換に向けて水素が果たすべき役割や、2030年、2050年までの市場潜在力などについて言及した世界規模の水素ビジョンを発表しました。また、2018年9月、サンフランシスコにて開催された3回目のミーティングでは、自動運転車や垂直離着陸機(VTOL)などの次世代型モビリティや、世界的に設置が進んでいるデータセンター向けに水素および燃料電池が果たすべき役割などについて議論が行われました。世界では、Hydrogen Council (水素協議会) が始動会社名国1スリーエム米2エアバス蘭3エアリキード仏4エア・プロダクツ・アンド・ケミカルズ米5アルストム仏6アングロアメリカン英7アウディ独8BMWグループ独9中国能源建設    中10カミンズ米11ダイムラー独12フランス電力会社仏13エンジー仏14エクイノールノルウェー15フォルシア仏16ゼネラルモーターズ米17長城汽車中18本田技研工業日19ヒュンダイ韓20岩谷産業日会社名国21ジョンソン・マッセイ英22JXTGエネルギー日23川崎重工業日24韓国ガス公社韓25プラスチックオムニウム仏26ロイヤル・ダッチ・シェル蘭27中国石油化工集団中28ボッシュ・グループ独29リンデグループ独30ティッセンクルップ独31トタル仏32トヨタ自動車日33濰柴動力中34BP英35サウジアラムコサウジアラビア36シェフラー独37シーメンス独38CNHインダストリアル独39ミシュラン仏ステアリング・メンバー 39社■ 低炭素化へ向け 水素利用を推進するグローバル・イニシアチブに参画■世界規模の水素ビジョンを発表―ステアリング・メンバーによるCEOミーティングで■水素ビジョンの主な内容●2050年までに水素がエネルギー消費量の18%を担う●二酸化炭素排出量を現状比で約60億t削減●2030年までに1,000万〜1,500万台のFCV、·並びに50万台のFCトラックが普及

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