イワタニ 水素エネルギーハンドブック
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32イワタニと水素の歩みスタートは1941年でした。イワタニの水素ロード。当社と水素の出会いは、1941年。当時、工業生産の過程で副次的に発生しながらも、空気中に捨てられていた水素ガスに、誰よりも早く価値を見いだしたのが、創業者、岩谷直治でした。当社は直ちに水素の販売事業を開始。1958年には水素製造専業の大阪水素工業(現 岩谷瓦斯)を設立、1960年代には長尺容器やトレーラを開発して水素ガスの大量輸送方法を確立しました。1965年には水素エネルギーの時代を見据え、いち早く液化水素の事業化調査をスタート。第一次オイルショック後の1974年、国の「サンシャイン計画」の研究委託を受け、本格的なエネルギー事業としての可能性を検討。78年に完成した大型商用液化水素プラントで、宇宙開発事業団(現JAXA)への液化水素納入を本格的に開始するなど、水素エネルギー時代の幕開けを切り拓いてきました。水素のエネルギーとしての市場性がまだ片鱗さえも見えなかった当時から、一貫した取り組みを行ってきた背景には、「世の中に必要な人間となれ、世の中に必要なものこそ栄える」という当社の企業理念があります。それは創業40周年の1970年に採択した「住みよい地球がイワタニの願いです」の企業スローガン、環境経営の思想にもつながっています。低炭素社会実現への鍵を握る存在として、いま水素は、世界の注目を集めています。国連が掲げる「SDGs=持続可能な開発目標(17のゴール)」のうち、地球温暖化、気候変動、大気汚染、水質汚染、エネルギー供給等の課題を解決するキーワードは、「CO2フリー」。当社は水素のトップサプライヤーとして、水素の利活用を通じCO2フリー社会の実現に貢献すべく、これからも、歩みつづけてまいります。

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