イワタニ 水素エネルギーハンドブック
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31イワタニの水素ステーションの特長はコンパクトな液化水素方式水素の輸送・貯蔵や純度(品質)において、液化水素は圧縮水素ガスよりも優位性がある、とイワタニは考えます。当社が独自に建設する水素ステーションは、コンパクトで大量に貯蔵できる液化水素貯蔵型ステーションを基本としています。規制緩和により、省スペース・低コスト化が加速水素ステーションの建設·運営には、高圧ガス保安法が適用され、火気距離・保安距離や使用部材などが厳しく定められています。建設コストを削減し、ステーションの普及を加速するためにも規制緩和が進められています。■保安距離の短縮高圧ガス保安法により8mとされていたディスペンサーから公道までの距離が5mに短縮されました。■貯水槽の設置義務緩和火災・災害時対応を想定した貯水槽の設置義務が緩和され、2018年4月より上水道からの直接散水が可能となり、省スペース・コスト削減につながっています。液化水素ローリー液化水素貯槽気化器圧縮機高圧蓄圧器水素ディスペンサーFCV液化水素の輸送からFCVに充填されるまで機器の進化により水素ステーションの性能が大幅に向上水素ステーションを構成する機器は、商用水素ステーションのスタート当時から比較して大きく進化。水素ステーションの建設や運営のコスト削減につながっています。■充填ホース使用回数がUPFCVに燃料を充填するホースは樹脂性のため水素による劣化を免れません。商用ステーションスタート当初は100回毎の交換が必要でしたが、現在は耐久性が1000回までと、ほぼ10倍に向上しています。■蓄圧器の材質進化による軽量化水素を82MPaもの超高圧で貯蔵する蓄圧器。かつてはオール金属製でしたが、炭素繊維強化プラスチックなどの材料開発が進み、大幅に軽量化されています。■プレクーラーの小型化FCVのタンクに水素を急速充填すると断熱圧縮により温度が上昇します。タンク温度を規定の85℃以内に保つために予め水素を-40℃まで冷却するのがプレクーラー。当社が建設した第1号商用ステーションでは2m×1m程度の大きさでしたが、現在はディスペンサーに内蔵できるほど小型化され、省スペースに貢献しています。液化水素貯槽タンクから気化器でガス化された水素は、圧縮機によって82MPaまで昇圧後、蓄圧器に貯蔵され、ディスペンサーを通して70MPaでFCVのタンクに充填されます。水素ステーションの性能向上と低コスト化

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