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23出典: METI、JETRO、JST、CaFCP、The BC Hydrogen Study、H2 Mobility、CHP2020現在、FCVは日本の他、米国のカリフォルニア州や欧州の一部の国、韓国などですでに市販されています。ハイドロジェンカウンシルが策定したロードマップでは、2030年までにFCVが世界で1,000万~1,500万台普及するという目標を掲げています。そのために各国それぞれがFCVの普及目標や水素ステーションの設置目標を立てて取り組みを行っており、すでに世界で10,000か所以上の水素ステーション建設が計画されています。今後は、欧米や日本、中国、韓国などを中心にFCVの普及や水素ステーションの整備が進んでいくことが期待されています。電気自動車(EV)は、外部から充電した電気を動力源にし、モーターで走ります。走行時にCO2を全く排出しないのはFCVと同じで、どちらもエコカーとして普及が期待されています。FCVはEVに比べて充填時間が短く、航続距離も長いという特徴を持っています。一方でEVに比べると車両コストやインフラの整備コストが割高になります。今後は、乗用車については、利用方法によってEV、FCVがすみ分けされ、トラック等の商用車はFCVが普及するものと考えられています。カナダ:2050年までに1,000か所カリフォルニア:2030年までに1,000か所イギリス:2030年までに620〜1,110か所フランス:2030年までに630〜1,110か所イタリア:2030年までに670〜1,160か所その他欧州:2030年までに1,740〜3,300か所ドイツ:2030年までに780〜1,340か所韓国:2040年までに1,200か所日本:2030年までに1,000か所中国:2030年までに1,000か所各国の水素ステーション設置目標Q3Q4欧米を中心にFCVの普及や水素ステーション建設が進んでいます。FCVとEVのすみ分けが進むと思われます。海外でもFCVは走っているの?エコカーにはFCVだけでなくEV(電気自動車)もありますよね?

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