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22福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)RE100化実証をスタートしたパナソニック 草津工場純水素型燃料電池は、店舗やオフィス、家庭に直接届けられた水素を燃料電池に供給して発電します。改質器が不要なため「エネファーム」に比べてコンパクト化・低コスト化が可能であり、高効率で負荷応答性の高い分散型電源となるものと期待されています。2022年4月、パナソニック草津工場では、5kWの純水素型燃料電池を99台設置し、太陽光発電などと合わせて自社の使用電力を100%再生可能エネルギーで賄う「RE100」化実証をスタートしています。日中のベース電力は太陽光発電で賄い、工場がフル稼働する日中のピークタイムおよび夜間などには、純水素型燃料電池で発電した電力や太陽光発電の余剰電力を貯めた蓄電池から補助供給を行います。5kW純水素型燃料電池99台タンク容積約7.8万ℓの液化水素貯槽太陽光パネルQ2世界最大級のグリーン水素製造設備FH2R福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)は、福島県浪江町において、NEDO、当社、東芝エネルギーシステムズ、東北電力、東北電力ネットワーク、旭化成が進めてきました。再生可能エネルギーを利用し世界最大の水素製造装置を備えた水素エネルギーシステムです。水素製造装置で水の電気分解により水素を製造し、貯蔵・供給しています。化石燃料からの改質でなく、初めから水素を燃料電池に供給して発電する「純水素型燃料電池」も開発されています。LPガスや都市ガスを使わず、最初から水素を使う燃料電池もあるそうですね?燃料電池編

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